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第1部 本
(しかけ絵本&技法、ペーパークラフト)

パズル

大人の算数パズル 計算ストレッチ(稲葉直貴)

『大人の算数パズル 計算ストレッチ (新感覚! 脳トレBOOK)』2014/9/15
稲葉 直貴 (著)


(感想)
 楽しみながら頭を鍛えることが出来る算数パズルです☆
 収録されているのは、以下の8種類のパズルで、合計160問も入っています(全問に「答」あり)。
《パズル1》 ちょうど10で切り分ける 【10ブロック】
《パズル2》 〈桁はずれ〉に要注意 【ゼロゼロ式】
《パズル3》 悩ましき〈虫食い筆算〉 【どこかな算・たし算】
《パズル4》 似たもの等式ツインズ 【双子式】
《パズル5》 ロジック穴埋めの定番 【クロスサム】
《パズル6》 記号どおりに石を置く 【ストーンズ】
《パズル7》 分数を使った推理計算 【水そうと水】
《パズル8》 四則演算で数字穴埋め 【計算クロス】
《パズル9》 悩ましき〈虫食い筆算〉 【どこかな算・かけ算】
 もちろん、すべて算数パズル。それも15分以内で解けるパズルがほとんどでした。適度な難易度のパズルばかりなので、気分転換や脳トレとして、楽しく頭を鍛えられると思います。
 著者の稲葉さんは、ふだんはひまつぶしや娯楽を目的とした問題を作っている一方で、小学生向けの教材として「算数パズル」の開発なども行ってきたそうです(実際に、都内の学習塾の授業でも使われているとか)。
……確かに、この算数パズル、どれも小学生向けの「算数ドリル」になっていても違和感がなさそう。というか【水そうと水】なんかは、どう見ても「算数ドリル」そのものという感じがして、「これは算数ドリルではなくて、楽しみのためのパズル。楽しみのためのパズル……」と自分に言い聞かせながら解きました(笑)。でも……、あら不思議。「算数ドリル」として出されたら苦痛でしかない問題ばかりなのに、「パズル」と自己暗示をかけながらやると、なんだか楽しい☆ すらすら解けて最高に気分いい☆ という感じでした(笑)。高校生ぐらいまで、ずっと算数(数学)は苦手だったのですが、本当は得意だったのかも(苦笑)。あああー、あの時も、こうやって勉強しておくんだったな(汗……反省)。
 さて、そんな悲しい自分史はともかく、この「算数パズル」は答えがすっきり出るので、解けたときの気分は爽快です。こんなパズルが作れる人って凄いと感心してしまいます。
「算数」パズルといっても、たし算・ひき算・かけ算・わり算が出来れば解ける問題ばかり。でも中には、「もしここが7なら、こっちが3……」とか、「この列が4なら、この石が置ける場所はここだけ」などと推理して、二手先、三手先を読まないと解けない問題もあります。
 うーんと頭をひねっているうちに、脳がどんどん活性化していくのを感じます(笑)。しかも数分から十数分で解ける問題がほとんどなので、長時間のパズルが嫌いな私にとって、本当に気持ちよく脳トレできる本でした。お勧めです☆
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 稲葉さんの他の本、『大人の算数パズル 図形ストレッチ』、『大人の日本語パズル 語呂&語彙ストレッチ』に関する記事もごらんください。
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 稲葉さんは、他にも『難問ナンプレ1』、『スポーツがうまくなる 脳トレ 算数パズル』、『カルコロ (算数ゲーム)』などの本やゲームを出しています。

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