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第1部 本
(しかけ絵本&技法、ペーパークラフト)

パズル

小学生が解けて大人が解けない算数(後藤卓也)

『小学生が解けて大人が解けない算数』2014/7/17
後藤 卓也 (著)


(感想)
『小学生が解けて大人が解けない算数』の本です(笑)。
 なぜか「パズルの本」と勘違いして買ってしまったのです(汗)……もちろんパズルの本としても楽しめました……が、これは「算数」の本でした(苦笑)。ほぼ「小学生の夏休みのドリル総復習」という感じの本で、小学4・5・6年レベルの算数問題が、初級~上級レベルに区分されて65問収録されています。
 要するに算数ドリルだったのですが、意外にもかなり楽しめました。正直に言って、子どもの頃、算数は苦手科目で、かなり情けない点数をとっていたのですが、高校3年頃になってから大学受験のために仕方なく数学を猛復習したことで、意外にもなんとか克服できた……という算数トラウマ(?)持ちの私でしたが、「大人が解けない」ということはなく、わりに簡単に解くことができたので、うーむ、小中学生の頃、算数(数学)が苦手だったのは……単に勉強不足だっただけだったのだな、と再確認することが出来ました(苦笑)。
 とは言っても、小学4年生から始まるので、割り算も苦手な方には全然楽しくないと思いますが、普通に「算数パズル」が好きな方にとっては、軽い頭の体操として楽しめる問題ばかりだと思います(簡単すぎるかもしれませんが……)。
 例えば、「魚+女=魚人(魚、女、人にはそれぞれ0~9の数が入りますが、何が入るかを答えましょう)」みたいな計算問題は、「算数パズル」そのもので、一見すると「こんなの解けるか?」と思ってしまうのですが、意外に簡単に解けて楽しめました(魚が「1」にしかならないことに気がつけば、すぐに解けますよね?)。
 こんな感じで、ちょっと捻りのある問題が易しい順から並んでいるので、楽しく解いているうちに、小学校の算数を総復習できる感じなのです(もちろん数学だけでなく図形問題もあります)。もっとも「大人」の私は、問題を解くときに、すぐにXとかYとかの代数を使って考えてしまうので、小学生とは違った解き方をしてしまいましたが(汗)。代数の方が簡単に正解にたどり着きやすいので、タイトルとは違って、むしろ大人の方が解きやすいような気もします。
 悔しいことに、1問、間違ってしまった問題もありましたが、全問に「答え」と「解説」があり、どうして間違ったのかも確認できます。私の場合は、単なるうっかりミスでした……。やっぱり、どんな時にも、検算(または別な方向からの再確認)は大事ですね(汗)。
 脳トレを兼ねて、小学校レベルの算数から復習してみようかなーと考えている方には、特にお勧めしたい本です。脳トレドリルと違って「本」という形なので、パズル感覚でやれると思います(ただし「紙と鉛筆」がある環境の方が解答しやすいので、通勤途中にやるのはあまりお勧めしませんが……)。ぜひ、トライしてみてください☆

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