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第1部 本
地質・地理・気象・地球環境
地球の歩き方JAPAN ダムの歩き方 全国版――はじめてのダム旅入門ガイド
『地球の歩き方JAPAN ダムの歩き方 全国版――はじめてのダム旅入門ガイド (地球の歩き方 JAPAN)』2018/3/29
萩原 雅紀 (監修), 地球の歩き方編集室 (編集)
(感想)
はじめてのダム旅ガイド全国版です(笑)。全国に約2700もあるダムのなかから、ダムマニアと地球の歩き方編集部が、訪れるべきダムを厳選した「はじめてのダム旅ガイドの全国版」なのですが、さすが「地球の歩き方」のガイドブックだけあって、周辺の立ち寄り温泉、観光スポット情報なども網羅した18のモデルコースと詳細マップ、おすすめダムをテーマ別に選んだダム・データファイルなどなど、本当に知りたい情報が、きちんと網羅されてます☆
例えば「第1章 ダムを巡る旅~モデルルート」の「01 北海道のダム(豊平峡ダムほか)」では、札幌・小樽を中心にした日帰り旅。ダムだけでなく周辺の観光地の情報もありますし、所用時間と走行距離、入手できるダムカード、ダムカレーが食べられる場所、さらに各ダムの駐車場情報も掲載されているなど、実際に旅をする時に役に立つ情報が満載☆
「第2章 ダム・データファイル100」は、単純に主要なダムが北から並んでいるのかと思いきや、「テーマ別」に並んでいるので、「とにかくダムを見たい!」人は、「圧倒的な存在感のダム」から、「自然に抱かれたい」人は、「秘境のダム」から、そして「観光のついでにダムも見たい」人は、「周辺の施設が充実するダム」からと、色んな選び方が出来るのです。「ダム旅」だけだと家族から文句を言われそうな方は、「周辺の施設が充実するダム」から選びましょう(笑)。
そして最後の「第3章 ダムの基礎知識」では、「ダムとは何か?」「ダムの役割」「ダムは誰のもの?」「ダムの構造」「放流設備」「用語解説」「ダムを歩くための準備」など、ダムに関する関連情報も充実しているので、これ一冊読むだけで、ダムにすごーく詳しくなれます☆
「ダムの歴史は古く、世界最古のダムは紀元前2900年代初頭にエジプトで造られたという説が有力。乾燥地帯のエジプトでナイル川の流れを変えることで、農耕牧畜を可能にし、人々に安定して水が供給できるようになり、エジプト文明は発展していった。」
「国内では、162年に築造された奈良県の蛙股池が日本最古のダムといわれている。」
などという記述を読むと、人間って、そんなに昔の時代からダムを作っていたんだ!と驚かされます。実は、国内には約2700基ものダムがあるそうですが、そのうちの約半分は土を盛っただけのアースダムだそうで、地元の農家が共同管理している小さなダムだそうです。最古のダムも、そんな感じのダムだったんでしょうね……。
すごく充実した「ダム旅入門ガイド」でした。ダム好きの方、旅行好きの方はぜひ読んでみてください☆
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萩原さんは、他にも『ダム大百科 (ブルーガイド・グラフィック)』、『ダムに行こう! (空撮DVD付き ダム写真集)』などの本を出しています。
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別の作家の本ですが、『ダムカード大全集 Ver.2.0』、『ダムマニア』など、ダムに関する本は多数あります。
なお社会や脳科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。
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