ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
ユーモア
キャッテゴーリー(ゴーリー)
『キャッテゴーリー』2003/10/17
エドワード ゴーリー (著)
(感想)
とぼけた味わいの猫と絵の中に隠された数字……50枚の猫のイラスト絵本です。
この絵本には、文字はありません。いろんなポーズをしている縞模様を着た猫が、ひたすら出てくるだけです(笑)。しかも表情もほぼ同じ(表紙で見せている、なんとなく笑っているような顔)。後姿のこともありますが……。
どのイラストにも、必ず1~50までの数字がどこかに描かれています。普通の数字、ローマ数字、そしてなんと漢数字まで! 「五」という数字なのですが、これ、外国の方に読めるのでしょうか? そして、このイラストの風景は、なんとなく京都・竜安寺の石庭のような……。やっぱりゴーリーさんは日本が好きだったんですね。
猫は可愛いけど、なんか物足りないと思ったら、ゴーリーさんらしい不気味さ(失礼)がまったく無い! しかも文章もないので、ちょっと単調かもしれません。数字も大半のものはすぐに見つかりますし……。
それでも猫のとぼけた表情がすごく味わい深いので、ゴーリーさんのファンなら必読の絵本です☆
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ゴーリーさんの他の本、『まったき動物園』、『ウエスト・ウイング(The West Wing)』、他に関する記事もごらんください。
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