ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

しかけ絵本(海外の作家)
 ※日本語の本(翻訳版)もあります

しかけ絵本・ディスニー

ティンカー・ベルとダンスパーティー(フォンラス)

『ティンカー・ベルとダンスパーティー (ディズニーとびだししかけえほん)』2007/7
ジャスティン フォンラス (著), Justine Fontes (原著), & 2 その他


(感想)
 とても上品な大人っぽい色彩で描かれた、妖精たちの素敵なしかけ絵本です。ディズニーのしかけ絵本には、簡単なしかけのものが多いような気がしますが(汗)、これは大きなしかけのある見事なしかけ絵本です。
 この絵本の主人公は妖精のティンカーベル。ティンカーベルというと、ピーターパンのおまけのような存在(失礼!)かと思っていましたが、ちゃんと妖精の国での役割もはたしていたんですね。
 妖精の国では満月の夜にフェアリー・ダンスというダンスパーティをするそうですが、今回その準備を任されたのがティンカーベル。彼女はとてもはりきって、それぞれの才能のある妖精たちに、準備のお願いをして回ります。
 この絵本には、『くまのプーさん あらしがやってきた』と同様、珍しいしかけ技法が使われています。飛び出す絵本なのですが、飛び出し方がけっこう不思議で、飛び出すページが箱型に立ち上がるので、「飛び出す」というより「奥行きが生まれる」感じになるのです。たとえるなら、本のページに折り畳める立版古みたいな感じです。これが全部で5個。しかも、うち3個はつまみを引くと動かすことすら出来ます☆ 読んだり眺めたりして楽しめるだけでなく、しかけ技法に興味のある人にも、とても参考になる素敵な絵本です。
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・表紙:森の家のティンカーベル。形抜きがあり、背景に奥行きがでています。
・1~2ページ目:パーティの準備をするティンカーベル。左ページはカラーイラストのある物語。右ページは立版古風の飛び出す&動くしかけ(つまみを引くとティンカーベルの羽が震えるように動きます)
・3~4ページ目:リリーの庭を訪ねるティンカーベル。左ページはカラーイラストのある物語。右ページは立版古風の飛び出す&動くしかけ(つまみを引くとピンクの花びらが開きます)
・5~6ページ目:ホーム・ツリーのカエデのキッチンを訪ねるティンカーベル。左ページはカラーイラストのある物語。右ページは立版古風の飛び出す&動くしかけ(ケーキをつくるダルシーとラニー)
・7~8ページ目:クラリオン女王の部屋を訪ねるティンカーベル。左ページはカラーイラストのある物語。右ページは立版古風の飛び出す&動くしかけ(プリラとリリーの見守る中、ティンカーベルに冠を授けるクラリオン女王)
・9~10ページ目:妖精広場のパーティ。左ページはカラーイラストのある物語。右ページは立版古風の飛び出す&動くしかけ(つまみを引くとティンカーベルと二人の妖精が回るように踊ります)
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 同じようなしかけの本、『くまのプーさん あらしがやってきた』に関する記事もごらんください。
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 ティンカーベルのしかけ絵本には、他にも、シールで妖精たちの着せ替えが出来る『妖精たちの春まつり』などいろいろあります。

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