ちょき☆ぱたん　お気に入り紹介　(chokipatan.com)

第１部　本

しかけ絵本（日本の作家）

にんきものごっこ (ミキハウスとびだすなりきりえほん) （たかい よしかず）

『にんきものごっこ (ミキハウスとびだすなりきりえほん)』2008/11
たかい よしかず (イラスト)

（感想）
　絵本の開いている部分に顔を合わせると、いろんな職業の人になりきることが出来ます。
　表紙の写真左側の半円形が、顔を合わせる部分。ページを開くと、この部分（真ん中）が大きな穴になって、その頭になる部分に帽子が飛び出してきます。だから絵本のページを開いて、穴の部分から顔が出るように合わせると、いろんな職業の人のコスプレが簡単に出来てしまうのです。
　各職業とも、背景もそれらしいイラスト（警察官の場合はパトカー、宇宙飛行士の場合は星空とロケットなど）になっていて、しかも帽子などが、それらしい形に飛び出してくるので、一瞬で「なりきり」が出来ます（笑）。
　とても素敵な「飛び出すなりきり絵本」なのですが、いくつか問題も……。
　幼い子ども向けの絵本なので、中央の穴が小さくて、大人の顔でははみ出してしまうのです。だから幼い子どもの顔に当てて、それを見て「親が楽しむ」のには適しているのですが、親の顔に当てて子どもに見せることで、「子どもを楽しませる」のには、あまり向いていません（涙）。子どもに楽しんでもらうには、鏡を用意する必要があるでしょう。（ただし「海賊」のページだけは、顔の下に大きなヒゲがあって目だけしか見えないので、大人の顔に当てても、なんとか楽しんでもらえるかも）
　また「飛び出す」仕組みは、不器用な子どもが何度も遊んでいるうちに、破けてしまうという心配もあります（いちおう丈夫な作りにはなっていますが……）。
　そういう心配はありますが、帽子が飛び出してくるなど、かなり「なりきり」感を楽しめる本です。購入した場合は、綺麗なうちに、お子さんの写真を撮影しておきましょう。とてもいい記念になると思います☆
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・１～２ページ目：警察官（警察官の帽子が飛び出します）
・３～４ページ目：消防士（覆いつきの消防士の帽子が飛び出します）
・５～６ページ目：宇宙飛行士（宇宙飛行士のヘルメットが飛び出します）
・７～８ページ目：海賊（海賊帽とひげが飛び出します）
・９～10ページ目：侍（兜が飛び出します）
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　同じシリーズの本には、犬や豚などの動物になるのを楽しむ『どうぶつごっこ』もあります。
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　たかいさんの他の本、『もり』に関する記事もごらんください。
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　たかいさんは、他にも『くるま (ミキハウス音のでるおしごとえほん)』、『くろくまくんのとけいえほん: 時計のみかたが楽しくわかる』などの本を出しています。
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　別の作家の本ですが、『びっくりおめん (なりきりえほん (7))』、『おめん (ポプラ社のなりきりえほん (4))』という「なりきりえほん」もあります。
　また、『ポカポカフレンズのおんがくえほん もっきん』、『たいこ (ポカポカフレンズのおんがくえほん)』、『ピアノ (ポカポカフレンズのおんがくえほん)』も楽しい絵本です。

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