ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

動く&錯視錯覚の本

錯視錯覚しかけ絵本

ドアをあけたら(しまだ ともみ)

『ドアをあけたら』2014/4/1
しまだ ともみ (著)


(感想)
 窓からのぞいた姿と、ドアを開けたときのギャップをたのしむしかけ絵本です。
 たとえば表紙の絵を見ると、ドアの中には、かわいいぬいぐるみのようなクマさんがいるんだろうなーと予想してページをめくると……え?アシカ(?)さん?
 こんな感じで、カエルさんかとおもったら……××?、かたつむりさんかとおもったら……××?と、ページをめくるごとに予想外の動物たちが中にいて、すごく楽しめます☆
 例えば、絵本の最初の見開きページを開くと、左ページには、家のエントランスへ続く情景とともに、「おがわの ほとりに たっている レンガづくりの すてきな おうち カエルさんの おうちかな? ドアを あけると……」というような文章が書いてあります。そして右ページのドアの窓に見えるのは、シルクハットをかぶろうとしているカエルさん?
 なんだろう? と思いながら右ページの見開きをめくると……ドアの中にいたのは、お洒落なワニさん!
 という構成になっています。
 同じような仕掛けで、全部で9種類の「意外な展開」が待っているという幼児向けのしかけ絵本。基本的には、右側に穴があいている見開きページが折り込まれているだけの単純なしかけなので、幼い子が少し乱暴に扱っても壊れにくいと思います。本の重さも軽めで、紙も丈夫に出来ています。
 親子で「ドアの中にいるのは、何だと思う?」と話し合いながら読んであげると、楽しくコミュニケーションが進みそうだと思います☆ 贈り物にしても喜ばれるのではないでしょうか。
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 しまださんは、他にも、この本と同じようなしかけの『のぞいてみると』や、上下が分割されたしかけ絵本『へんしんれっしゃ』などの楽しいしかけ絵本を出しています。
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 別の作家の本ですが、わだ ことみさんの手のひらサイズの絵本『ミニしかけベビー (1) ばあ ぷっぷ!』、『ミニしかけベビー (2) にゃんにゃん わん!』~『ミニしかけベビー (12) とんとん トイレ』も、とても楽しい幼児向けしかけ絵本シリーズです。

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