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第1部 本

防犯防災&アウトドア

防災

マンガ・うんちくサバイバル術(谷田知彦)

『マンガ・うんちくサバイバル術』2014/11/14
谷田 知彦 (著), 高嶋 哲夫 (監修)


(感想)
 地震・台風などの自然災害から、悪徳商法といった日常のトラブルまで、ありあらゆるサバイバルの薀蓄(うんちく)を漫画で紹介してくれる本です。
 漫画なのですが……薀蓄が多いので、文字の比率がすごく多いです(汗)。しかも対象もすごく幅広いので、情報量が多くて読み進むのが少し大変でした(汗)。なにしろ「無人島サバイバル」から「ウイルス・細菌サバイバル術」「悪天候サバイバル術」「避難生活サバイバル術」など、全部で18シーンでのサバイバル術がぎゅっと詰まっているのです。
 しかも超心配性の雲竹雄三が「そこまでやる?」という感じの薀蓄をどんどん垂れ流すので、残念なことに、危機的状況でどんな行動を取ったらいいのかがピンとこない(緊急・重要事項がどれなのか分かりにくい)のです(汗)。章の終りに「まとめ」みたいな感じで、すぐに取るべき行動から列挙してあると良かったのにな……と思ってしまいました。
 それでも他のサバイバル本ではなかなか見ることのない「海外旅行サバイバル術」「海外旅行サバイバル術」「女性の防犯サバイバル術」など防犯分野のサバイバルまで紹介されていたので、ちゃんと読むと、とても参考になると思います。
 例えば「海外旅行サバイバル術」。「海外でスマホを使い帰国後に高額請求で泣かされるトラブルが増えている」のだとか。「データローミングをOFFにしておくのは基本だ」そうです。「GPSなどをONにしたままだと勝手に現地の通信事業者と接続してしまう。提携する通信会社とだけ接続するアプリや設定があるので、事前に手続きと確認をしておくのがいい」……これ、つい、うっかりしがちなことだな、と思いました。
 また「自動車サバイバル術」で紹介される薀蓄、「駐車場での自動車事故は交通事故とはならず、自賠責保険もきかない」というのも意外な事実でした。
 その他にも「無人島サバイバル術」で紹介された水分確保法。「大きなビニール袋に青草をたくさん入れて太陽光の下に置くだけで、袋に溜まった水をそのまま飲料水にできる」方法も簡単に活用可能だなあと思ったので、丈夫な透明ビニール袋を、自分の防災袋のラインナップに追加することにしました。
 残念ながら、あまり面白いわけではありませんでしたが(汗)、かなり実用的な知識も多かったので、よかったら読んでみてください。
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 漫画うんちくシリーズの他の本、『マンガ・うんちくプラモデル』に関する記事もごらんください。
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 別の作家の本ですが、『学校では教えてくれない大切なこと 10 身近な危険~防災と防犯~』、『元機動戦術部隊員に学ぶ危機管理トレーニング』、『とっさのときにすぐ護れる 女性のための護身術』など、防犯防災に役に立つ本は、多数あります。
 また『新しいキャンプの教科書』、『キャンプ大全』、『ブッシュクラフト-大人の野遊びマニュアル: サバイバル技術で楽しむ新しいキャンプスタイル』、『増補 サバイバル!: 人はズルなしで生きられるのか』などの本は、キャンプやアウトドアだけでなく、サバイバルでも参考になると思います。

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