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第１部　本

描画技術

DVDで学ぶ“プロの技法(ワザ)” パステルと色鉛筆（草野雄）

『DVDで学ぶ“プロの技法(ワザ)” パステルと色鉛筆』2003/9
草野 雄 (著)

（感想）
　パステルと色鉛筆で絵を描く方法を基礎から教えてくれる本です。DVDも付属していて、画材紹介、基礎テクニック（パステル・色鉛筆・消しゴム・定着液・ホワイト）、具体的な描画方法（ピーマンを描く／海辺の風景を描く／少女を描く／花と車を描く）まで、テキストとDVDの映像でじっくり見ることが出来ます。
　このDVD映像はすごく参考になります。先生がパステルを描いている姿を、教室の一番いい場所でじっくり見学している感じ☆　しかも何度も見直すことが出来るのです。
　パステルという画材は知っていたのですが、描く筆としてティッシュを使うことも知らなかったほどの初心者なのですが、この本の詳しい解説があれば、すぐに描き始められそう。材料や道具を揃えるところから始めなければなりませんが……（汗）。
　実は絵をデジタルで描くことが多くなってしまったので、パステルで描こうとはそもそも思っていなかったのですが（汗）、DVD付きで描画法を見ることができるという美味しさに惹かれて購入してしまいました。ピーマンや海辺の風景など、パステルで描かれる草野さんの素敵な絵を見ることで、デジタル描画でも参考にもできそうなので買ってよかったと思います。パステルと色鉛筆の使い方としては、面の着色にはパステルを、輪郭線は色鉛筆を使うようです。モチーフ全体がパステルでべったり塗られることなく、輪郭線のそばが白く抜けているのが、絵にふわっとした優しい柔らかい印象を与えていて、すごくお洒落な感じに仕上がっていると思いました。
　残念なことに、この「DVDで学ぶプロの技法」は、2003年にシリーズ４巻が出ただけで終了してしまったようですが、素敵な技法書だったので、また改訂版が出るといいなと思います。
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「DVDで学ぶプロの技法」の他の本、『ダヤンの絵画教室―DVDで学ぶ“プロの技法(ワザ)” Making of Dayan』、『DVDで学ぶ“プロの技法”くまがいなおみのトールペイント教室』に関する記事もごらんください。
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　別の作家の本ですが、『プロのイラストレーターが教えるパステル画テクニック』、『手軽でたのしい ふわかわパステル画 (はじめての描き方教室)』、『はじめてさんの魔法の水彩色鉛筆テクニック with DVD』、『かんたんカワイイ塗り絵レッスンブック』、『1日10分で絵がうまくなる色鉛筆ドリル』、『林亮太の超リアル色鉛筆入門』、『スケッチパース着色技法―塗り絵スタイルで簡単! 色鉛筆パース』など描画の参考になる本は多数あります。

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