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第１部　本

自己啓発・コミュニケーション

自分の考えを「伝える力」の授業（狩野みき）

『自分の考えを「伝える力」の授業』2014/6/5
狩野 みき (著)

（感想）
　会議や人前で、自信を持って自分の意見を言いたいと思っているのに、なかなか言えないでいる人に、とても参考になる本です。「自分の考えを伝える」コツやプレゼンの方法や心構えについて、とても分かりやすく具体的に教えてくれています。
　この本の冒頭にあった二つの言葉、「間違った意見などというものは存在しない」、「人も意見も、違うからこそすばらしい」を読んだだけでも、この本を読んで良かった……という気持ちになりました。
「正しい意見や間違った意見というものはなく、説得力があるかないかで判断するものだ」とか、「意見を言うことは、議論の貢献になる」と言われると、人前で発言するときに、見えない力で背中を押してもらえるような気がします。
　この本は、「自分の考えを伝えること」について、三段階で教えてくれます。
　まず、「自分の意見の言い方」、次に、「質問とコメントの仕方」、最後に「プレゼンの仕方」という順番で、それぞれの心構えや、コツなどを教えてくれます。
　カドのたたない反対意見の言い方（「別意見ですが……」など）も、とても参考になりました。
「自分の考えを伝えること」が苦手な方のための、克服方法（エクササイズ）もありますので、会議で意見を言うのが苦手、プレゼンが苦手……と悩んでいる方は、試してみてはいかがでしょうか。
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　狩野さんの他の本、『世界のエリートが学んできた 「自分で考える力」の授業』に関する記事もごらんください。
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　狩野さんは、他にも『CD付 知られざる英会話のスキル20』、『CD付 即戦力がつくビジネス英会話2』などの本を出しています。
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　別の作家の本ですが、『問いかける技術――確かな人間関係と優れた組織をつくる』、『オックスフォード流 自分の頭で考え、伝える技術』など、コミュニケーション力向上の参考になる本は多数あります。

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