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第1部 本
防犯防災&アウトドア
防災
究極のサバイバルテクニック(グリルス)
『究極のサバイバルテクニック』2014/4/18
ベア・グリルス (著), 伏見威蕃 (翻訳), 田辺千幸 (翻訳)
(感想)
英国陸軍特殊部隊(SAS)元隊員の冒険家グリルスさんが夏山、雪山、ジャングル、砂漠、海などの過酷な環境から生還する衝撃のサバイバル技術を教えてくれる本です。
さすがは冒険家(サバイバルの専門家)、最初に「サバイバルでもっとも大切な事柄」をまとめて書いてくれています。どんな場面でも、通用しそうな原則で、これを忘れないようにしたいと思います。それは、次の順番で行動することだそうです。
1)身を守る(シェルター、衣服など)
2)救助される用意をする
3)水を見つける
4)食べ物を見つける
意外だったのは、「救助される用意をする」こと。まずは「石などを並べてシェルターの近くに大きなSOSを作る」のだそうです。事故などで遭難しても、救助隊が来てくれるのを待った方が良い場合が多いようなので、じっとしていても安全なら、まずは、そこで救助を待ってから、数日待っても助けが来ない場合は、出かけた方向が分かるような印を残して、助かるための出発をする、と書いてありました。サバイバルというと、すぐに「水や食料を探す」行動を起こすのかと思っていましたが……やみくもに動いても無駄にエネルギーを使うだけに終わるので、まずは救助を待ち、身体を休めるとともに、自分がこれからどう行動を起こすか考えた方が良いのだなと思いました。
続いて、「夏山」、「氷点下環境」、「ジャングル」、「砂漠」、「海」のシーン別に、実践的なサバイバルの方法(シェルターの作り方、水の浄化法、食糧となるもの等)を教えてくれます。ご本人の体験談が満載で、すごく具体的で分かりやすかったです。また、各章の終りには、「山でのサバイバル」など、場面ごとのサバイバルの簡単なまとめがあるので、すごく参考になります。
ただ……サバイバルのための動植物など、とても覚えきれません(汗)。昆虫を食べるとか、魚の背骨や目から水分がとれるとか……本当に極限状態でないと、無理だ……って感じで、すっかりひ弱な都会人(?)であることを再確認してしまいました……。
こんな過酷な環境では、とても生き残れそうにありませんが、頑張ってこれを読んで覚えておくと、災害時にも役に立ちそうな気がします。グリルスさんは子どもの頃、トイレでもサバイバル本を読んでいたそうなので、それを真似てトイレに置いておくと良いかも……(汗)。
「サバイバルの四つの要素」は次の通りだそうです。
1)スキル(普段からサバイバル知識を学ぶ)
2)体力(毎日少なくとも30分は運動する)
3)幸運(ポジティブ気分で幸運をひきよせる)
4)最後に:生きようとする意志
これらは、サバイバルでなくても役に立ちそうな要素ばかりなので、心がけたいと思います☆
* * *
別の作家の本ですが、サバイバルに役にたつ本には他にも、『冒険図鑑―野外で生活するために』、『サバイバルの基礎がわかる本』、『OUTDOOR SURVIVAL SKILLS アウトドアサバイバル技法』、『ブッシュクラフト-大人の野遊びマニュアル: サバイバル技術で楽しむ新しいキャンプスタイル』など多数あります。
また本ではなく道具ですが、『ガーバー GERBER ベア・グリルス ファイヤースターター』、『GERBER(ガーバー) ベア・グリルス フォールディング
シース ナイフ』、『ガーバー サバイバルナイフ ベアグリルス 31001901』、『GERBER(ガーバー) ベア・グリルス アルティメット
ナイフ』も、いざというときに役に立つと思います。
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