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第1部 本

ビジネス・仕事力向上

1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書

『1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書』2010/8/23
山崎 拓巳 (著)


(感想)
 毎日「ひとり会議」をすることで、直面している問題を解決するというセルフ・コーチング術を教えてくれる本です。ゆる~い感じのイラストが多用され、読みやすいビジネス絵本風になっているので、時間がある時に、コーヒー片手にのんびり読んでみると、参考になるヒントを掴めると思います。
 すごく目新しい方法だというわけではありませんが、「ひとり会議」で、やるべきことを書きだしてみる……という方法は、実際に効果があると思います。実は私自身も、精神的に辛かった時に、ふと、ビジネス分野で使われている問題解決手法を思い出して、「問題を書きだしてみる」ことを行った経験があります。すると……なぜだか辛い状況を客観的に眺めることが出来るようになり、一つ一つを解決に繋げることが出来るようになりました(解決できないものも、精神的に折り合いをつけることが出来ました)。この時には、「ひとり会議」という手法は知らなかったのですが、ほぼ同じような手法だと思います。今、さまざまな問題が頭の中を渦巻いて、もやもやした気持ちを抱えている方は、この本を読んで、「ひとり会議」を始めてみてはいかがでしょうか。
「ひとり会議」は、具体的には、1)直面している問題をすべて書き出す、2)それぞれ「どうなればいいか?」という質問の形に変える、3)それぞれ「どうすればそうなるか?」という質問の形に変える、4)それぞれの答えを「XXする」というTo Doの形にして、スケジュール帳に書き込む、という手順で行います。
 わりと簡単な方法だと思いますが、この本には、「ひとり会議」をする前に、「最近うれしかったことを思い浮かべる」などのウォーミングアップを行うことで、自分の才能をより発揮しやすい方向に持っていく等の、「ひとり会議」を、より効果的に実行できる具体的なアドバイスもたくさん書いてあります。
 また上記の「ひとり会議」では、問題を質問の形に2回変えていますが、最初から「問題への良い答え」を探すのは難しいけど、良い答えを探してくれる良い質問を探すと、良い答えが生まれてくるそうです。……なるほど、と思わされました。
 さらに「ひとり会議」は、問題解決だけでなく、「スケジュール会議」としても応用できるようです。
 見た目はゆるーい感じの本ですが、シンプルな中にも参考になるヒントがいっぱり散りばめられているので、ぱらぱら眺めるだけでも、なにか問題解決に結びつく手掛かりがつかめそうな気がします。
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 山崎さんの他の本、『やる気のスイッチ!』に関する記事もごらんください。
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 山崎さんは、他にも『拓巳流 人生の掟』、『見えないチカラを味方につけるコツ』、『やる気のスイッチ!』、『強運が舞い込むとても小さな50のこと。』、『凄いことがアッサリ起きる44のルール』などの本を出しています。

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