ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
工作(紙以外)
NOMOKEN 野本憲一モデリング研究所 新訂版
『NOMOKEN 野本憲一モデリング研究所 新訂版 (ホビージャパンMOOK 611)』2014/12/18
野本 憲一 (著)
(感想)
工作好きには、バイブルとも言える本です☆
プラモデルなどの組み立てのテクニックや改造、塗装や型取り・複製のテクニック等、さまざまな工程を詳細な写真入りで解説してくれます。
道具のカタログとしては、実際に購入できる商品の写真があるだけでなく、それぞれの工具や材料、塗料に至るまでを、実際に「使う」立場から詳しく解説してくれます。
例えばピンセットでは、普通の「ストレート型」「つる首型」の他、「逆作動型(通常は閉じていてピンセットを握ると先端が開くタイプ)」や、「デカール用(デカールなどの薄いものを取り扱うために先端が広くなったタイプ)」があることを教えてくれます(なおデカールとは、プラモデルに貼るシールのことを言います)。「逆作動型」は接着した細かい部品をおさえておくのに、すごく便利に使えます。また「デカール用」なんてのがあったことは、この本(の旧版)で初めて知りました(汗)。たしかに、細いピンセットでデカールを剥がそうとすると、たまに切れてしまうことがありました……(汗)。
この道具カタログを見ていると……どの道具も猛烈に欲しくなってしまいます(汗)が、机の上がどんどん道具で溢れていって、道具探しに時間がかかるようになり、整理用の棚が必要になり……(以下無限増殖地獄)というのも容易に想像できてしまいます(笑)。
(えーと……、あ、これもいいな、欲しい……。うーーん……)
でも、この道具カタログさえあれば、自分に何が一番必要なのかをあらかじめ考えることが出来るので、無駄な買い物がむしろ減る……かもしれません(ゴニョゴニョ)。
さて、この本は、道具のカタログとしての使い方だけでなく、工作の基本技法図鑑としての使い方もできます。プラモデルなどの組み立てや塗装のコツ、失敗しやすいことなどを、写真入りですごく詳しく、分かりやすく教えてくれるのです。
しかも工作の基本技能別に分類されているので、プラモデルを組み立てた後に、もっと見栄えが良くなるよう「継ぎ目消し(部品を貼り合わせた部分を目立たなくする)」をしたいと思ったら、その項目を探して読むことが簡単にできます。まさに工作技法図鑑です☆
とにかく「これ一冊あれば安心」と思える充実した内容で、「一家に一冊」あっても良い本です(笑)。お勧めです。
なお、この本は、実際の商品の使い方を教えてくれているので、時々、改訂されて「新版」が出ます。紹介している本は、発売日が2014/12/18の版です。最新版かどうかご確認の上、ご購入ください。
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野本さんは、他にも『ノモ研 2 野本憲一モデリング研究所 プラモデルを作ろう』、『NOMOKEN3 ガンプラ完全攻略ガイド』などの本も出しています。
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別の作家の本ですが、工作に役に立つ本には、他にも、『[保存版]基本ツールの教科書 (スケールモデル ファン Vol.17)』、『低予算ディテールアップ術
(スケールモデル ファン Vol.21)』、『2015改訂版エアブラシ大攻略』、『ウェザリングの教科書2015』、『迷彩塗装の教科書 (スケールモデル
ファン Vol.18)』、『ジオラマ超入門 (スケールモデル Vol.19)』など多数あります。
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