ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
教育(学習)読書
子どもが育つ魔法の言葉
『子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)』2003/9
ドロシー・ロー ノルト (著), レイチャル ハリス (著), & 3 その他
(感想)
世界22カ国で愛読され、日本でも120万部を超えるベストセラーとなった子育てのバイブルです。「魔法の言葉」というタイトルですが、子どもを育てるための何か具体的な「魔法の言葉」を教えてくれるというよりは、子どもを育てる基本的な心構えを教えてくれる本です。
子育てでもっとも大切なことは何か、どんな親になればいいのかというヒントが、「けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる」「見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる」「認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる」「和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる」などの、シンプルな文章の中に、たくさん散りばめられています。
例えば、「けなされて育つと、子どもは人をけなすようになる」の項目では、「子どもをいつまでも叱るのは逆効果。大切なのは、子どもが失敗から学べるように導くこと。「どうせできない」という否定的な言い方ではなく、「きっとできるはずだ」という肯定的な言い方をしましょう」ということを教えてくれます。
それでも親も人間ですから、子どもの態度についカッとなって感情的に叱ってしまうこともありますよね。そんな時は、すぐに態度をあらためればいい、とも言っています。その子の行動が間違っているから、ついきつく叱ってしまったけど、その子を嫌いだから叱っているのではないということを、ちゃんと伝えるのです。
また、イライラの解消の仕方(体を動かして発散させる)や、冷静さを取り戻す方法(目を閉じてゆっくり深呼吸する)なども教えてくれるので、それも参考になりました。
この本は、「子ども」を育てる時の心構えの本ですが、読んでいるうちに、この心構えは、相手が大人の「配偶者」でも、「仕事上の部下や同僚」でも、人間関係のすべてに活用できるような気がしました。子育てをしている方だけでなく、仕事上の部下をお持ちの方も、一度、読んでみてはいかがでしょうか。
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ドロシー・ロー・ノルトさんは、他にも『いちばん大切なこと。 (PHP文庫)』などの本も出しています。
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別の作家の本ですが、子育てをする時に参考になる本には他にも、『0~4歳 わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児』、『子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方
(PHP文庫)』、『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』、『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』など多数あります。
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