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第1部 本

自己啓発・コミュニケーション

PREP法で簡単に身につく 論理的に「話す」技術

『PREP法で簡単に身につく 論理的に「話す」技術』
2006/9/7
大嶋 友秀 (著)


(感想)
 PREP法を使うことで、論理的に話す技術を具体的に教えてくれる本です。
 PREPとは、「Point」「Reason」「Example」「Point」の頭文字をとって名づけられたもので、ものごとをこの順番で述べると良いそうです。すなわち、まず、「P:結論」を示す、次に、「R:理由」を述べる、さらに、「E:事例」をあげる、最後に、「P:結論」をもう一度繰り返す、という順番で話すことで、このPREP法を活用すれば、「論理的な話し方」が身につき、ビジネス・コミュニケーション力を飛躍的にアップできるということです。
 とくに目新しい内容があるわけではありませんでしたが(汗)、ビジネス・コミュニケーション力の向上について、話し方を中心に、プレゼンテーション・質疑応答の仕方まで、とても具体的・網羅的な内容になっているので、自分の話し方が下手だと感じている方は、困った時に読んでみると、克服の仕方のヒントを得られると思います。
 特に印象に残ったのは、「わかりやすい話し方の基本ポイント」で、「1文を短くする」、「接続詞・つなぎの言葉を適切にはさむ」、「わかってもらう工夫をする」等なのですが、このうち「接続詞・つなぎの言葉を適切にはさむ」と良いというのは、話の前後の関係が事前に分かるので、相手に間違った解釈をされるのを防ぐことが出来るだけでなく、相手が話の展開を予測できるので、理解しやすくなるというという説明があったことでした。
 「ああ、なるほど!」と思いました。「つまり」「ところが」などの「接続詞」は、話をわかりやすくするのに、とても大事な役割を果たしていたのですね。すごく参考になりました。
 このように、この本は、「論理的に話す」だけでなく、「分かりやすく話す」ことの基本を教えてくれます。とくに新社会人の方には、一読の価値があると思います☆
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 大嶋 友秀さんは、他にも『心を引きつける人に好かれる話し方 (コスモ文庫)』や、高橋 政史さんとの共著の『マインドマップ会議術―会議の質を劇的に高める「1枚の地図」』などの本を出しています。
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 また、別の作家の本ですが、話し方を向上させる本には他にも、『話すより10倍ラク! 聞く会話術』、『DVD付き 人に好かれる声の磨き方と話し方』、『「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意』、『伝える力2 (PHPビジネス新書)』、『伝える力 (PHPビジネス新書)』、『わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)』など、多数あります。

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