ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
しかけ絵本(日本の作家)
贈る・飾る POP-UP BOOK
『贈る・飾る POP-UP BOOK 展開図DVD付 (英語)』2014/11/30
吉田美幸 (著)
(感想)
花・植物・動物等、自然の造形をモチーフにした15のPOP-UPカードが本の形に収納されていて、展開図のDVDもついている本です☆
以前に紹介した吉田美幸さんの『PAPER FOLDING for POP‐UP―ポップアップデザインサンプル帖』は、すべて1枚の紙に切り目を入れた90°タイプ(直角に開くとしかけが最も美しく見え、完全に開くと一枚の紙に戻ってしまうというもの)のPOP-UPカードでしたが、今回のカードはすべて部品を貼りつけた180°タイプのPOP-UPカードです。前回と同じように、とてもシンプルなのに鮮やかで美しい、スタイリッシュなデザインのカードばかりです☆
ページがネジ止めされているフォルダタイプの本なので、15枚のカードは取り外してそのまま使うことが出来ますし、付録で展開図のDVDがついているので、プリンターで印刷して新しいPOP-UPカードを作って、それを使うことも出来ます。
実は、残念ながら(?)、このDVDには、色がついていない白黒線画の展開図と、必要最小限の説明書だけが入っているので、印刷しても、この本に入っているカードと同じものを作ることは出来ません。同じものにするには、自分で着色する必要があります。
展開図データはPDFなので、それを画像ソフトなどで加工して、プリンターで着色印刷してもいいでしょうし、白い紙に印刷したものに絵の具で着色してもいいと思いますが、一番簡単なのは、カラーの厚紙に印刷することではないかと思います(見本と同じ色にはなりませんが)。白い紙に印刷したものを切り貼りしてカードを作るのも、サブダさんの「白いポップアップ」っぽくて素敵ですが、紙がカラーになると、ぐっと高級感が出て「それっぽい」感じになります。この時、単色のカラー用紙だけを使って作っても良いですが、何色かのカラー用紙に印刷して、組み合わせて使うと、もっと素敵に出来ると思います。例えば白い台紙に、赤い花、緑の葉という組み合わせでまず一つ作って、余った残りで、逆の緑の花に赤い葉という組み合わせも作ってみると、逆の方が、意外に新鮮なレア感のあるカードになって、むしろお洒落かもしれません(笑)。
それに、なんといっても自分で作ると、しかけカード(絵本)の技法もよく理解できるようになります☆ なお、展開図からカードを作る時には、見本があった方がだんぜん作りやすいので、作る予定のある方は、本のカードを使わずに残しておきましょう。
(内容)
・部品貼りつけタイプのしかけ:15枚
・DVD 1枚(PDF画像を収録)
※2014年6月24日第1刷発行の場合、DVDの推奨動作環境については、WindowsとMacintoshで確認済と書いてありますが、OSのバージョンなどの記載はありません。
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吉田美幸さんの他の本、『PAPER FOLDING for POP‐UP―ポップアップデザインサンプル帖』に関する記事もごらんください。
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別の作家の本ですが、面白い動物のカードを作ることが出来る『ジャングル・ポップ』という本もあります。
また、装飾的な折り紙を作る本には、『星と雪の装飾おりがみ: 四角形、五角形、六角形の紙から折る』、『[解説DVD&オリジナル色紙付き] ばらの夢折り紙』があります。その他、『リハビリおりがみ: 伝承おりがみから創作おりがみまで、きれいで簡単、楽しい60点』は、介護予防に役に立つと思います。
折り紙を折る時には、『ショウワグリム おりがみ ハーモニーボックス』、『ショウワグリム おりがみ 40柄プリント千代紙』のような模様つきの紙を使うと、簡単に美しい作品が作れます。
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