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第1部 本
塗り絵&脳トレ&ユーモア
脳トレ
40代からはじめるボケない生活術
『40代からはじめるボケない生活術 (静山社文庫)』2010/11/9
奥村 歩 (著)
(感想)
ボケない脳の作り方を教えてくれる本です。
40代から脳の老化は始まる(!)とか。意外と遅いのですね(笑)、ってそれは冗談ですが、認知症の原因となる老人班(アミロイドベータ)が脳内に溜り始めるとか、「ボケ」に関係する高血圧・糖尿病・脳卒中が多くなるのは、両方とも40代からだそうです。
もの忘れ、数字が覚えられない、漢字が書けない、ど忘れ……ややや、なんか自覚症状が……漢字が書けなくなっているのは、キーボードを打っているせいかと思っていたけど、ひょっとして……?
不安になって慌てて読み進めていくと、「ボケは遺伝ではなく生活習慣が主な原因なので、40代からの食事・運動・考え方・働き方・人づきあいを変えれば、ボケない脳は必ず作れます」という言葉を見つけてホッとしました。
この本は、適量の有酸素運動や家事、旅行など「ボケ予防に効く20の習慣」とともに、食べ過ぎ、塩辛いおかずなど「ボケ予防に効かない18の習慣」を紹介してくれます。
本書で推奨されている「認知予備力(脳細胞同士がつながる力)」を強くする方法は、次のような基本的な健康法です。
1)積極的に社会や人とかかわり、夢に向かって活動的に生きること。
2)野菜や青魚を含め、和食を中心に、腹八分目で摂ること。
3)週3回、1回30分は運動をし、サークル活動に参加すること。
ゲームなどは対戦型のものをやる方が、より「ボケ予防」になるそうです。確かに、予想外のことに対処することや、会話をしながら「次の手」を考える方が、脳をいっぱい使いそうです。
ちょっとショックだったのは、大流行した「脳を鍛える……」などの脳トレドリルを一人で黙々とやっても効果がないということ(!)。科学誌『ネイチャー(Nature)』に掲載された研究結果によると、脳トレドリルによる認知機能の改善はみられなかったそうです。
でも私がDSゲームやドリルの「脳トレ」をやってみた実感では、結構効果があったような気がしたのですが……(汗)。「脳トレ」が真剣に必要なほど、脳が衰えているわけではなかったせいで(?)、長期間続けたわけではありませんでしたが、それでも実際にやってみると意外に速く解けないことに愕然として、「もっと本を読まなきゃ」とか「パズルをやってみなきゃ」など、積極的に再学習を始めるようになりましたし……。どのような実験方法で「認知機能に改善なし」の結論が出たのか詳しくは知りませんが、本人のやる気が一番大切なのではないかと思います。
それはともかく「ボケ」は、脳細胞同士がつながる力(認知予備力)を日々強くすれば防げるそうなので、食事や運動、考え方などに気をつけて頑張りたいと思います☆
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奥村さんは、他にも『MCI(認知症予備群)を知れば認知症にならない!』、『「もの忘れ外来」100問100答 認知症が気になるあなたとご家族のために』などの本を出しています。
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別の作家の本ですが、ボケずに長生きするのに役に立ちそうな本には、他にも『DVD付き ボケない「長寿脳」を作る! 長野県・須坂エクササイズ』、『Dr.クロワッサン 新装版 100歳までボケない101のレシピ』、『認知症予防 読めば納得!脳を守るライフスタイルの秘訣』、『朝夕15分 死ぬまでボケない頭をつくる!』、『血管を強くして突然死を防ぐ!』、『ココカラボが教える 中高年のためのステッププラス・エクササイズ ~100歳まで転ばない! 頭と体の楽しい体操~』など、多数あります。
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