ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
塗り絵&脳トレ&ユーモア
塗り絵
ニチバン テープでおえかき
『ニチバン テープでおえかき CH-9A テープ6巻 えほん1冊』
ニチバン
(感想)
カラフルな弱粘着性のテープを使ったお絵かきの絵本です。
クレヨンなどの代わりに、テープをちぎって貼りつけていくのですが、これがとても楽しい☆ テープは幼いお子さんでもちぎれそうなマスキングテープで、絵本に貼るとほんの少し透明感が感じられる鮮やかな色をしています。クレヨンだと、描いた後に色移りしたり、べたべたしたりしますが、テープだと、そんな心配もありません。テープを放射状に貼るだけで、きれいな花を咲かせることが出来たり、夜空に花火を打ち上げたりできるのが、とても新鮮な感じで面白いです。
絵本のページには、テープを貼りやすくて剥がしやすい性質の紙が使われていて、色鉛筆やクレヨンでお絵かきをすることも出来るという、とても楽しい絵本です☆
構造的には、リング綴じの薄い絵本で、本の表紙部分にビニール袋が同じくリング綴じでついていて、その中に赤・緑・青・黄・茶・ピンクの6色の小さいテープが入っています。このビニール袋にはチャックがあるので、使用後はこの袋に入れて保管することが出来るという、よく考えられた構造になっています。が……この袋をつけたままだと、ページの位置によっては、このテープや袋が下に残った状態で、ページにテープを貼らなければならなくなるので、デコボコがとても気になる場合は、リング綴じからこの袋を切り離してしまった方が良いかもしれません(汗)。テープを全部出してから、貼り始めるようにすれば、そんなに気にならないとは思いますが……。
絵本のページには、わらべきみかさんの可愛いイラストが描いてあり、そこにテープを自由に貼って絵を描き加えていきます。例えば、花のイラストが描かれたページに、緑のテープを千切って葉っぱをつけたり、赤や黄のテープで花を作ったりします。
また、どう貼っていいか悩む人のために、「たとえば」と書かれた小さい完成見本図が同じページの隅に描いてありますので、それを参考にして貼ることも出来ます。ページによっては、テープを貼る位置のガイドラインが、既に灰色で描いてあるものもあります。
この本は、「テープを使う」という新発想のお絵かき絵本なので、楽しく子供の創造力を伸ばしてあげられることが出来ると思います。自分でテープを切って貼りつけることで、手先の器用さや集中力が養われますし、色合わせで色彩感覚も磨かれます。どんな長さにしたらいいか考えるのも、思考力のトレーニングになりそうです。
……こう考えると、お年寄りの脳トレに使っても楽しそうですね☆
そして、全部のテープを使い切った後でも、クレヨンや色鉛筆でさらに手を加えることも可能です。テープは剥がせるので、市販のマスキングテープで貼りかえることも出来ると思います。とても楽しく遊べる絵本です☆
なお、この本は、本の形をしてはいますが、「おもちゃ」のジャンルで販売されていることがあります。
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このシリーズには、他にも『ニチバン テープでおえかき2 CH-9B』、『ニチバン テープでおえかきCH-9SA』、『CH-9SB』などがあります。
また、テープではなくシールを使った『ニチバン はってかさねていろであそぼう シート182mm×257mm はりつけ用シート5枚 ○△□シール12枚 HA-1』、『HA-2』などもあります。
さらに、テープでいろいろなことを学べる「ニチバン TO CREATE ことばあそびてーぷ」シリーズの『英語シリーズ(家の中・果物と野菜)』、『英語シリーズ(動物・乗り物)』、『ABCシリーズ』など、他にもいろいろあります。
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