ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

描画参考資料

分解博物館―英和ビジュアルディクショナリー

『分解博物館―英和ビジュアルディクショナリー』1996/2/1
岩坂 彰 (翻訳)


(感想)
 自然界や人間の活動のあらゆる側面を、断面図や分解図など、ビジュアルとことばで解き明かしてくれる本です☆
 普通の事典より詳細に、あらゆるものを分解して説明してくれるので、一冊持っていると安心感があります(笑)。なにしろ地球や科学、スポーツ、アートまで14のジャンル、277の項目、30000もの部分の名称をカバーしていて、それぞれ分解図と細かいパーツのイラストがあり、それぞれの部品を含めて、英語と日本語の名前が記載されているのです。
 しかも説明もかなり詳しいもので、宇宙や地球、人体などの部分をぱらぱら読むと、各ジャンルのNEWTON別冊がそのまま入っているような感じなのです!
 例えば、椅子の項目を見ると、椅子の正面写真があるだけでなく、その椅子を分解した部品がページいっぱいに並べられていて、各部品の名称(日本語、英語)が詳細に記されています(ただし椅子の正面写真の横にある説明に、なぜか椅子の機能(座る時に使う)などの基本的な説明がないのが不思議ですが……自明なことだから省略したのでしょう(笑))。
 楽器の項目を見ると、オーケストラの一般的な配置から、各楽器の写真付きの説明があるので、チューバってどんな形してたっけ?と思った時に、すぐに画像で調べることが出来ます。
 今では、インターネットで様々な画像を調べることがすぐに出来るので、図鑑情報の価値は下がってきていますが(汗)、それでも手元にこの本が一冊あると、とても便利に利用できます。ただし……かなりの分厚さ重さがあるので、机に置いて読むしかありません。そのため(?)「いつか必要なときに読もう」と考えてしまい、高価な「積読」本になりがちではあります……(汗)。
 それでも、イラストを描く時など、とても参考にできる本なので、お勧めします。なお、この本には、一部未監修のまま発行された部分(「鉄道と車」の章)があるそうです。より新しい『ビジュアルディクショナリー 英和大事典』(2012年版)がありますので、新しく購入する場合は、この本ではなく、そちらを購入することをお勧めします。
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 とんでもなく充実した図鑑には、他にも、米国スミソニアン国立自然史博物館開館100周年記念出版の『地球博物学大図鑑』(鉱物、岩石、化石から微生物、菌類、植物、動物に至る5154種を、6000点を超える写真・イラストで解説)を始め、『海洋大図鑑-OCEAN- (DKブックシリーズ)』、『世界動物大図鑑―ANIMAL DKブックシリーズ』など色々あります(価格も凄いです)。
 また『動物生態大図鑑』、『サイエンス大図鑑』もとても参考になると思います。
 さらに『ビジュアル 分解大図鑑』、『大図解 (キッズペディア こども大百科)』も、この本と同じように、さまざまなものの中身を知ることが出来る図鑑です。

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