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第1部 本

描画参考資料

建築 (ポケットペディア)

『建築 (ポケットペディア) 』1997/4/1
フィリップ ウィルキンソン (著), 長谷川 堯 (監修)


(感想)
 世界の建築・建造物を、古代から現代まで時代を追って、地域別・様式別に体系的にまとめたポケット図鑑です。
 イラストや写真が豊富で、建築物の内部構造までわかる鳥瞰図も多く、さまざまな建築物が、体系的・網羅的に紹介されています。文庫本より少し小さいサイズの本なのに、内容はすごく充実しているので、手元に一冊あると、すごく便利に使えると思います☆
 最初の部分は、建築の基礎知識。最初の建物や、建築材料や構造に関する基礎的な解説があります。
 続いて古代文明の建築物。基礎知識から始めて、メソポタミア文明~初期キリスト教時代までの建築物が、断面図など分かりやすいイラストで紹介されます。
 同様に中世の建築物について、ロマネスクやゴシックなど建築様式を含めて紹介され、さらに、ヨーロッパのルネサンス時代の建築、工業化時代の建築、近代から現代建築と続き、こんな小さな本に、よくこれだけの内容を盛り込めたなと驚嘆するほど充実した内容になっています☆
 最後に、参考資料として、アーチなどの建築構成部分に関するイラスト解説、建築様式の移り変わり、平面計画から施工までの概要などもあります。
 ぱらぱらめくるだけで、本当にさまざまな時代や場所の建築物をいっきに概観できるので、物語の舞台設定などのアイデアを練る段階でも、すごく活用できると思います☆
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 イラストに役立つ建築の本には、他にも『世界の建物事典 (「知」のビジュアル百科)』、『イラスト資料 世界の建築』、『輪切り図鑑 クロスセクション―有名な18の建物や乗物の内部を見る』など多数あります。
 また、『建築物を読みとく鍵 (GAIA BOOKS)』は、ヨーロッパとイスラムの歴史的、文化的建築物を見て理解するための実用的な入門書です。
 さらに、『VILLAS(ヴィラ)西洋の邸宅:19世紀フランスの住居デザインと間取り』など住宅の内部を理解するのに役に立つ本や、『死ぬまでに見たい世界の名建築1001』、『死ぬまでに見たい世界の名建築なんでもベスト10 (エクスナレッジムック)』、『死ぬまでに見たい 洋館の最高傑作』など、美しい建築の本は多数あります。

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