ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本
(しかけ絵本&技法、ペーパークラフト)

パズル

サム・ロイドの「考える」パズル

『サム・ロイドの「考える」パズル』2008/06
伴田 良輔 (翻訳)


(感想)
 サム・ロイドさんは、1841年にフィラデルフィア生まれたアメリカのパズル作家です。多くの新聞や雑誌のパズル欄を担当するとともに、多数のパズルやパズル本を製作・販売しています。少年の頃からチェスに才能を発揮し、生涯に作ったパズルはなんと1万点以上とか!
 この本には、彼の本から選んだパズルが掲載されています。挿絵もサム・ロイドさん自身が描いたものだそうです。とてもユーモラスで魅力的なうえに、その図柄のレトロさが、いかにも昔のアメリカの児童向けの本って感じで素敵です。
 でも、いざパズルを解こうとすると、意外に時間がかかるものがあるので焦ります。難しいというよりも、組み合わせをたくさん書きだして、どれが解答になるかを検討しなければならないものが多いからです(汗)。
 また、ひらめきが必要なものもあります。
 タイトル通りの「考える」パズルなのでした。「頭の体操」で同じようなパズルを見たことがありますが、もしかしたら、これが元ネタかも? 「頭の体操」ファンには特にお勧めです☆
 この本にはちゃんと全問に解答があります。
 また、嬉しいことに、切り取って使えるパズルの部品まで付録としてついています☆ たとえば、「タングラム」というパズルを解くときには、三角や四角の部品をコピーして作らないと解きにくいのですが、これには切り取って使えるものが付録として提供されているのです。
 眺めるだけでも楽しいのに、すごく楽しく遊ぶ(悩む?)ことも出来る本です☆
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 伴田さんの他の本、『パズリカ』に関する記事もごらんください。
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 この本には続編の『サムロイドのもっと「考える」パズル』もあります。

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