ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

しかけ絵本(海外の作家)
 ※日本語の本(翻訳版)もあります

その他の海外の作家

雪の結晶(Snowflakes)

『和書:雪の結晶 とびだすポップアップ絵本』2012/9/7
ジェニファー・プレストン・シュシュコフ (著)

『洋書:Snowflakes(英語)』2010/8/1
Jennifer Preston Chushcoff (著), Yevgeniya Yeretskaya (イラスト)


(感想)
 雪の結晶をモチーフにした、とても繊細で美しいしかけ絵本です☆
「雪の結晶の複雑なかたち。その美しさのすべてを、この本にまるごと閉じ込めました」という裏表紙の文章にも、素直にうなずくことが出来ます(笑)。ところで表紙タイトルやこの裏表紙の文章は、浮き上がって見えるように印刷されていて、その技術力にも感心してしまいました。
 この絵本は、さまざまな形で飛び出してくる雪の結晶の美しさに感動できるだけでなく、ひとひらの雪が生まれるまでのお話や、雪の写真をはじめて撮影した「雪の写真家」ウィルソン・A・ベントレーの物語も掲載されているので、雪の結晶に関する図鑑的知識を得ることも出来ます。
 誰もが感動できる可憐なきらめきのある絵本で、プレゼントにも最適だと思います。全体にラメが多用されているので、読み終わった後には、手のひらやテーブルの上に、小さなきらきらが、余韻のように残ります……(笑)。

・1~2ページ目:くるくる回りながら立ち上がる白い雪の結晶。右上に、ひねりながら飛び出す雪の結晶の小さなしかけ絵本(3ページ)。
・3~4ページ目:夜の白樺林を背景にして、中央に大きく立ち上がる雪の結晶。左下に、飛び出す雪の結晶の小さなしかけ絵本(3ページ:雪の結晶の大きさ)。
・5~6ページ目:ページ全体に舞い散る雪の結晶☆ 透明なプラスチックの螺旋が使われているので、夢のように綺麗です☆(ただし私の購入した本は、このページが貼りついていました。ゆっくり丁寧に剥がしたので、どこも損傷せずに済みましたが……。部品になっている全部の結晶が浮き上がるようですが、四隅の部品が特に貼りつきやすいようです。一度起こしても、また貼りついてしまいました。)
・7~8ページ目:雪だるまに舞い散る雪の結晶。雪だるまの黒い帽子と赤いリボンがアクセントになって、絵本に効果的に変化感を与えています。
・9~10ページ目:ページの向こうまで吹き飛ばされていく雪の結晶。赤い花びらに舞う雪の結晶は、はかなく溶けていきます(円盤しかけで、色が変わっていきます)。右上に、飛び出す雪の結晶の小さなしかけ絵本(3ページ:雪の結晶のかたち)
・11~12ページ目:鹿のいる雪原の大木に降り積もる雪の結晶。右下に、ひねり飛び出す雪の結晶の小さなしかけ絵本(3ページ)
・13~14ページ目:ひねり飛び出す大きな雪の結晶と雪遊びする人々。右上に、回転しながら飛び出す雪の結晶の小さなしかけ絵本(3ページ:雪のすがた)
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 シュシュコフさんの他の本、『ちいさな雪の結晶 とびだすポップアップ絵本』(小型絵本)、に関する記事や、この本のしかけを担当しているエフゲニア・イエリヤツカヤさんの他の本、『雪の女王(The Snow Queen)』、『てぶくろ(The Mitten)』に関する記事もごらんください。
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 この本の和書には豪華な装丁の『雪の結晶 とびだすポップアップ絵本~アニバーサリーエディション~』もありますので、購入時はご注意ください。
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 別の作家の本ですが、『アナと雪の女王 こおりのしろへ』は、『雪の結晶』と同じように、透明シートを使って雪や氷のイメージを美しく表現している、しかけ絵本です(飛び出すしかけはありません)。また『ありのままで!』は、エルサがくるくる回るしかけ絵本です。
 同じく、しかけ絵本ではありませんが、雪の結晶モチーフの切り絵を作ることができる楽しい本には、『切り紙でつくる 雪の結晶: ロシアから舞い降りた』、『雪の模様切り紙―空からの贈り物をつくって、かざる 美しい結晶のかたち128作品を収録』などがあります。またレース編みで雪の結晶を作る『雪の結晶モチーフ100―レース針で編む』という本もあります。

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