ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本
(しかけ絵本&技法、ペーパークラフト)

しかけ技法(海外の作家)
 ※日本語の本(翻訳版)もあります

すぐ作れる材料&型紙つき、型紙つき

それから どうなるの?

『それから どうなるの? (講談社の翻訳絵本―トーベ・ヤンソンのムーミン絵本)』1991/5/10
トーベ・ヤンソン (著), Tove Jansson (原著), 渡部 翠 (翻訳)


(感想)
 ムーミンの原作者が描いたオリジナル絵本で、自分で穴を開けていくタイプの、自分で作るしかけ絵本です。
 ムーミン谷のいたずらっ子、ちびのミイが行方不明になり、ムーミンがミムラねえさんと探しに出かけるのですが、次のページに進む前に、そのページにある点線(切り取り線)部分を切り抜きます。そして、ムーミンたちは、その穴を通って次のページに進んでいくのです(笑)。画面に開けた穴から見えるものが、ヒントになって話が続いていくこともあります。
 この切り取り作業が、とっても楽しい☆ 本に穴を開けるのは、ちょっともったいない感じもありますが、切り落とされる部分の裏は、ほとんど白紙(無地)なので、どんどん切り取ってしまいましょう。次に見えるものがちらっと見え始めて、わくわくします。
 「点線に沿って切り取るだけ」という本当に簡単な作業なのに、どんどん新しい視野が広がっていくので、自分でしかけ絵本を作っている実感もあります。
 内容もムーミンらしい愉快さに溢れていますし、大胆な構図に大人っぽい色彩で描かれた絵本なので、子供だけでなく、大人へのプレゼントにも使えると思います。(大人でもこの絵本の切り取り作業は、とても楽しめると思います☆)
   *   *   *
 ムーミンのしかけ絵本には、ポップアップ絵本の『ムーミン谷のたからの地図』や、パノラマ絵本の『ムーミン谷へ ようこそ』、めくりしかけ絵本の『ムーミンの いないいないばあの えほん』や『ムーミンのさがしもの』、さわる絵本の『ムーミンの さわって あそぶ えほん』、『ムーミンの ゆびで たどろう! えさがし えほん』など多数あります。
 また『MOE×ムーミンの公式ガイド』には、ムーミン屋敷が作れるペーパークラフトなどの素敵な付録がついています。
 さらに『ムーミン谷 赤ちゃんの本 はじめの一歩』は、絵本ではなく、子供の成長記録を自分で書き込む本(ムーミンの育児記録本)ですが、装丁が絵本っぽいので、自分で作る絵本のような感覚で育児記録をつけられる素敵な本です。

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