ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
動く&錯視錯覚の本
3D/AR/VR絵本
プリンセス・プーパックとナオ (#1 はじめまして)
『プリンセス・プーパックとナオ (#1 はじめまして)』2014/5/2
よっちんΩちん (著), おさだかずな (イラスト)
(感想)
魔法の世界から飛びだした、小さなお姫さまと男の子の物語です☆
スマートフォンやタブレットを絵本のページにかざすと、小さなお姫様や怪獣が飛びだしてきて、踊ったり歌ったりし始める(!)など、数多くのAR体験ができる、いままでにない最先端の絵本です。
このサイト(ちょき☆ぱたん)は、「飛び出す絵本・カード」や「ペーパークラフト」など紹介する「紙工作系」サイトですので、こういうAR技術にはあまり深入りしたくなかったのですが(汗)、この絵本は本当に魔法を見ているようなので、紹介させていただきます。
というのも……画面の中のお姫さまや怪獣たちが、なんと絵本の外まで飛び出してきて、部屋の中で踊りだすのです☆
もちろん画面から、本物の小さい怪獣が飛び出してくるわけではありませんが(笑)、画面の中の絵本の周囲に、カメラでスキャンされた「絵本が置かれているテーブルやその周辺」まで映りこんでいるので、画面をのぞきこんでいると、絵本のページから自分の家のテーブルの上に、怪獣が本当に足を踏み出したかのように見えるのです。
これは……本当に不思議です。大人でも、思わずタブレットと本の間を覗き込んでしまうほどで、おとぎの国の絵本を見ているような、とっても楽しい不思議感覚☆
たとえば表紙の絵では、子供の両手の上に小さい風船が浮いているだけのように見えますが、ARを使ってスキャンすると、画面の中の子供の両手の上に、小さいお姫さまがちょこんと出てきて踊り出します。その動きが、すごく可愛いです☆
しかもこれらの3Dのキャラクターは、絵本の上に現れるだけでなく、そこから飛び出して部屋の中を動き回り、360°パノラマの世界が体験できます。自分の部屋に、本当に妖精さんのような小さいお姫さまが出てきたみたいです(画面から部屋に目を移すと、いなくなるのも、すごく妖精さんっぽいです)。画面の中の四角形アイテムなどを指で触って動かせたりもするので、画面の中のおとぎの国に入り込んだような気がします。流れる歌も楽しいし、小林薫さんのナレーションも、声優初挑戦のマラソンの高橋尚子さんの声も、とてもいい感じです。踊りの振り付けのページもあるので、それを見て踊りを覚えることもできます。
なお、このAR技術を楽しむためには、「junaio ジュナイオ(無料アプリ)」をダウンロードする必要があり、それを正常に起動させるには、Apple(アップル)またはAndroid(アンドロイド)を搭載した端末(スマートフォンやタブレット)が必要になります。快適に楽しむには、スマートフォンの画面ではちょっと小さすぎるので、タブレットの方が良いでしょう。
【動作に必要なシステム環境】
●Apple:iOS 5.0 以降。iPhone、iPad および iPod touch 対応。
●Android:Android 要件2.3.3 以上
(※上記記載の端末やそれ以外の端末でも、一部の機種によってはアプリが正常に起動しない場合もあるそうです。)
この絵本のAR技術を楽しむには、かなり能力の高い、新しいスマートフォンやタブレットが必要なようですので、購入前には、公式ホームページなどで確認しましょう。この本はけっこう高価な本ですし(汗)、本の価値の大半はこのAR技術にありますから。
絵本で遊ぶ時には、明るい部屋で、スマートフォンやタブレットをしっかり持ち、カメラを本のページから10cmぐらいに近づけて、かざしましょう。この時、ページに光が反射していると、うまく動かないことがあります。動かない時には、スマートフォンやタブレットの角度を少しずつ変えて何度か試してみましょう。それでも動かない時には、部屋が暗すぎて動かない可能性がありますので、デスクライトをつけるなどして、周辺を明るくしてみましょう。
こういうAR技術は、適合するスマートフォンやタブレット端末がなくなると楽しめなくなりますので、絵本を購入したら、すぐに思う存分楽しむようにしましょう!
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木楽舎からは、他にも、EXILEのUSA(宇佐美 吉啓)さんによるダンス絵本『ダンスアース2』や、東日本大震災の支援活動に基づいて制作された『旅するクジラ』などの人気絵本が多数でています。なお、現時点(2014.08)では、AR(拡張現実)技術を使った「飛び出す・動く」絵本は本当に少ないので、以下の商品リンクの中の『プリンセス・プーパックとナオ (#1 はじめまして)』以外の本は、ARではない、普通の絵本です。
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