ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

しかけ絵本(日本の作家)

迷路探偵ピエール うばわれた秘宝を探せ!

『迷路探偵ピエール ~うばわれた秘宝を探せ!』2014/3/14
カミガキヒロフミ&IC4DESIGN (著), 丸山ちひろ (著)


(感想)
 子供はもちろん大人も楽しめる迷路&絵さがし絵本です。大人っぽい素敵な色彩で精緻に描かれた建物などの迷路に、多彩な謎が散りばめられています☆
 迷路の本というと、どちらかというと男の子向けの本が多かったような気がしますが、この本は老若男女を問わず誰でも楽しめると思います(細かい絵が多いので、老眼の方にはちょっとつらいかもしれませんが……)。
 物語の舞台となるのは、オペラシティの街並、中世風のお城、森の村、海賊や鉄道の街などで、それらは1920年から30年ころのヨーロッパとアメリカのイメージがベースになっているそうです。全体が知的で上品な感じに統一されているのは、そのせいでしょうか? この絵本もその一枚一枚を絵として飾っても素敵です。

 遊び方にも多くの工夫が凝らされています。
 怪盗Xに盗まれた秘宝“迷路ストーン”を取り返すために、迷路探偵ピエールが助手のカルメンと一緒に、迷路のように入り組んだ街のさまざまな場所をめぐります。
 謎解きは、まずストーリーを読んだ後、迷路のなかから探偵のピエールを探しだすことから始まります。そしてストーリーのヒントを参考に、迷路をたどって、怪盗Xがいるところ(ゴール)を探していきます。このように迷路のスタートとゴールの両方は、自分で探さなければならないので、迷路と絵さがしの両方がいっぺんに楽しめます☆
 さらによーく見ると、絵の中には、迷路ではない場所でもいろいろな事件が起こっていたり、博物館長や街の人から探し物を頼まれたりもします(汗)。この一冊で、本当にたっぷり遊べます。
 しかも絵も美しくて、忙しい人でも眺めて楽しめるので、誰かにプレゼントしても、きっと喜ばれると思います。続編やジグソーパズルなどの関連商品も期待したいです。
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 この本には続編の『迷路探偵ピエール 摩天楼の秘宝をまもれ!』、『迷路探偵ピエール 水の街の秘宝を追え!』もあります。
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 かわいいキャラクターを探す「探し絵の本」には、『スヌーピーをさがせ! ゆかいな仲間たち編』などがあります。
 また楽しい迷路の本には、『世界を旅する「大迷路」』、『宇宙の迷路』、『冒険!発見!大迷路 ドラゴンアドベンチャー』もあります。
 さらに『あそべる! かくし絵迷路』は、迷路だけでなく隠し絵も楽しめます。また『多湖輝のNEW頭脳開発 5歳 めいろ』など、子供の年齢に合った難易度の迷路本もいろいろあります。

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