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第1部 本

動く&錯視錯覚の本

錯視錯覚技法

だまし絵×立体がすごい! 3Dアートの描き方

『だまし絵×立体がすごい! 3Dアートの描き方』2014/1
おまけたらふく舎 (編集)


(感想)
 「錯視」や「だまし絵」などの3Dアート作品を楽しく学んで描ける本です。作品数は25点で、そのうち17の作品にはフルカラーの型紙がついているので、それを使うとすぐに3Dアート作品をつくって楽しむことが出来ます。その一部は「トリック工作」で、立体的なペーパークラフト作品もあります。
 Youtubeなどで、実際にはただの紙(平面)なのに、飛び出すカードに見える動画を見たことがありませんか? 机の上に飛び出すカードが置いてあるな、と思ってみていると、撮影しているカメラが動いていって……実際には、ただの紙に描いた絵に、飛び出して見えるような影が描いてあるだけだった!という衝撃。この本を読むと、そんなだまし絵の3Dアートの描き方がよく分かります。
 Youtubeで人気のトリックアート作品としては、他にも、見ている人をずーっと見返してくる(視線を追ってくる)かわいいドラゴンなどがあるのですが、この作品もカメラがドラゴンの側面まで動いていったところで……なんとドラゴンの顔が「へこんでいた」から、ずっと見返してきていたのだ!という事実にびっくりした記憶があります。そんな単純な仕組みだったとは……トリックアートって、本当に楽しいですね☆ そしてこの本にはその仕組みを使った作品もあります。ドラゴンではなくて猫ですが。これも型紙があるので、実際に自分で作って試すことが出来ます。
 その他にも、隠し絵、さかさ絵、折り絵、あいまい図形から鏡筒アナモルフォーズなど、著名な錯覚図形の描き方がとても具体的に紹介されているので、騙し絵についての、いろんなヒントが拾い放題です☆
 最後に掲載されている「交通安全に役立っている3Dアート」の記事もとても興味深くて、騙し絵は楽しいだけじゃなく、生活に役立てることも出来るのだなあと感じさせられました(笑)。
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 おまけたらふく舎の他の本『脳が驚いて活性化! 毎日[だまし絵]で脳トレ』に関する記事もごらんください。
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 おまけたらふく舎の本には、他にも『ふしぎな模様の描き方』、『きれいな模様の描き方―うずまき、万華鏡模様からスピログラフまで 定規とコンパスで、みるみる描ける!』、『ようこそトリックアート・ハウスへ』などの本もあります。

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