ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)

第1部 本

しかけ絵本(日本の作家)

空が青いと海も青い

『空が青いと海も青い』
駒形 克己 (作)


(感想)
  小さい(11×11センチ、32ページ)ですが、とても珍しいしかけ絵本です。この本はなんと一枚の紙を切り折りして出来ているのです!
 一枚の紙に切り目を入れ、それをスパイラル状にパタパタ折っていくことで、本のページが出来上がっています。そのためこの本には、ホチキスや糊付けがまったくありません。 作者の駒形克己さんは、造本作家とデザイナーをしている方なので、このようなまったく新しい構造の本を作ることが出来たのでしょう。

 しかもただの一枚紙ではなく、ところどころに魚や矢印、葉などの形の切り抜きがあるので、そこから下の紙の色が見えたり、本の向こう側の風景が見えたりするのが、とても効果的で美しい。色もとてもカラフルです。
 もともとは一枚の紙をスパイラル状に折ることで製本されているので、ページを右へ左へ、上へ下へとめくりながら、色にまつわる質問や答えを読み進めることになるのですが、本をくるくる回しながら読まなければならないのも、とても新鮮な感じです☆
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 この『空が青いと海も青い』は、残念ながらAmazonでは販売されていません(美術館で購入した本ですが、ISBNコードの記載もありませんでした)が、Amazonでも購入可能な、駒形克己さんのデザイン性の高い絵本には、『ごぶごぶ ごぼごぼ』、『First look(はじめてのかたち)』、『Play with colors(いろ・いろ・いろ)』、『1 to 10(いち・に・さん…)』、『Go around(ぐるりひとまわり)』、『Walk&look(あっちとこっち)』、『しぜんはともだち (リトル・アイ)』、『The animals(どうぶつ)』、『What color?(このいろなあに)』など色々あります。

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