ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
ペーパークラフトの本(日本の作家)
紙工作(切り紙、ペーパークラフト、モビール、他)
ペーパートレインBOOKジュニア
『2012年改訂版 ペーパートレインBOOKジュニア1 JR東日本版』2011/12
(オレンジページムック)
(感想)
「東北新幹線はやぶさ」や「上越新幹線Maxとき」などの8種類のJR東日本の車両ペーパークラフトやジオラマ(鉄道模型)を作ることができる子供向けのペーパークラフト集です。
これはもう、凄いです。とにかくお勧めです☆
新幹線などの車両がカラー印刷されているので、それをチョキチョキはさみで切って、のりしろを糊付けすると、簡単に新幹線などの車両が作れます(箱型なのでとても簡単です)。そして、それだけでなく、この車両はちゃんと「連結」もします。連結部に下からジョイントをつけられるようになっているので、それをつけると二両編成に出来ます! もちろんジョイントを外して戻すこともできます。
これだけでも十分楽しいのに、さらにジオラマすら作れます。駅、ホーム、鉄橋、跨線橋、自動車・バス、踏切・信号・樹木・自動販売機・人などのペーペークラフト型紙があるので、同じように組み立てると、鉄道模型が出来てしまいます。
さらにさらに、すごろくマットのような大きな線路ポスターがついていますので、それを台紙にして、その上に駅や鉄橋などのペーパークラフトを配置して、鉄道を走らせて(もちろん手で動かすのですが)遊ぶことが出来るのです☆
本当に「作って楽しく」「出来上がったもので遊んで楽しい」ペーパークラフトブックです。本の最初に、この本で作るペーパークラフトの出来上がり見本の写真と作り方説明があり、次にジオラマでの遊び方説明が、続いて、各ペーパークラフトの型紙(両面印刷されていて、このまま切って組み立てます)、最後にジオラマ台紙ポスター(コーティングされています)という構成になっています。
このジオラマ台紙もよく考えられて作られています。本のカバーの裏表紙もジオラマ台紙になっているので、このポスターと裏表紙を合わせると、さらに大きなジオラマにして遊べます。狭い部屋ではポスター台紙1枚で、さらに狭い家ではテーブルの上に裏表紙の台紙だけを置いて、少し広い部屋では、ポスターと裏表紙をくっつけて……と、遊ぶ場所の広さに合わせて台紙を使えるという設計なのです。そして……なんと『2012年改訂版 ペーパートレインBOOKジュニア2 JR東日本版』の台紙と合わせることも出来ます! ただし、台紙ポスター一枚でも結構広いので、2枚+αになると、かなり広い場所が必要になるかもしれませんが……。
なお、ジオラマ台紙の線路の曲がり方に対して、車両がちょっと長すぎ、きれいに曲がって鉄橋を渡るのが困難……という問題がないではありませんが、ペーパークラフトの作りやすさ、ジオラマ台紙の美観という観点から、こうなっているのでしょう。遊んだときにぶつけて壊しやすい鉄橋と跨線橋は、本の表裏の表紙の一番丈夫な紙を利用して作るように設計されています。本当に無駄のない、よく考えられて作られた本です。
書店で初めてこの本を手にした時、「おお」と思って値段を見たら……もう一度見直してしまいました。これで670円って!
思う存分、作ってがんがん遊びましょう。そして、壊れてきたら、このシリーズの次の本を買って、また作って遊びましょう☆
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このシリーズには、他にも、『2014年版 ペーパートレインBOOKジュニア4 JR東日本版』、『2013年版改訂版ペーパートレインBOOKジュニア3 JR貨物版』、『ペーパートレインBOOKジュニア パワーアップシリーズ2JR西日本版』、『ペーパートレインBOOK5ジュニア 東京都交通局』、『ペーパートレインBOOKジュニア(6)佐川急便』、『ペーパートレインBOOKジュニア 新幹線大集合!』などがあります。
また、『紙の「鉄道博物館」』など、このシリーズ以外のペーパークラフトブックもあります。
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