ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
ペーパークラフトの本(日本の作家)
紙工作(切り紙、ペーパークラフト、モビール、他)
ウルトラマン超兵器大研究「科学特捜隊基地<初期型>
『ウルトラマン超兵器大研究 ~「科学特捜隊基地<初期型>」超精密ペーパークラフト付き~』2013/9
中村 宏治 (著), 株式会社円谷プロダクション (監修)
(感想)
「超兵器大研究」シリーズの第2弾です。科学特捜隊基地のペーパークラフトが作れるという、ウルトラマン好きにとっては、たまらない本です。
本の構成としては、最初に、ウルトラマン「科学特捜隊」の概要説明(写真)。科学特捜隊本部の外観と変遷が紹介されています。付録の基地ペーパークラフトは、円谷プロダクション監修のもと、この科学特捜隊本部を立体資料として再現したものですが、実は当時の撮影セットの裏側などの画像が残っていなかったので、断片的資料から推測で設計した部分もあるそうです。
次に、ウルトラマンに登場する超兵器として、ジェットビートル、宇宙ビートルをはじめ、ヘルメットや流星バッチなどの隊員の装備品、果ては、怪獣語翻訳機などの様々な機器まで、写真での解説があります。
そして最後に、付録として、科学特捜隊基地のペーパークラフトの材料がついています。これは、丈夫な厚紙にフルカラー印刷されていますので、その部分を切り取って、はさみと接着剤で、すぐに組み立てられます☆(実は、この本の6割は、このペーパークラフトで出来ています。)完成サイズは全長44cmで、なんと、ハッチを左右に引っ張ると、ジェットビートル格納庫のエレベーターが上昇します。
とてもよく出来たペーパークラフトで、組み立て説明も丁寧に書かれています。各組み立て部品の途中経過の写真がありますので、その通りに組み立てれば、ちょっと時間はかかっても、うまく作ることが出来ると思います。より本物っぽっく見せるためには、芝生の部分にジオラマ用のスポンジやパウダーを利用すると良いでしょう(組み立て説明にも、そう記述されています)。
感心させられたのは、最初にパーツリストの一覧があることです。組み立て部品の型紙用紙は、どんどん切り離してしまって、部品番号が分からなくなることがあり、こんなことなら、切り離す前にコピーしておけば良かった……などと反省することがあるのですが、この本の場合は、それが、すでに縮小コピーで提供されているのです☆ 製作者の細かい気配りが感じられます。
さらに科学特捜隊基地だけでなく、小型ビートルとジェットビートルも作れます。この2機を発着場など置くと、赤いワンポイントのある機体のおかげで、全体がぐっと見栄えが良くなるだけでなく、あちこちに配置変えして楽しく遊ぶことも出来るのです☆
* * *
この「超兵器大研究」シリーズの第1弾は、ウルトラホーク1号付の「ウルトラセブン超兵器大研究」で、ウルトラホーク1号は、ペーパークラフトではなくPP製です。
第3弾は、『ウルトラマンシリーズ超兵器大研究 ~『帰ってきたウルトラマン』から『ウルトラマン80』まで~』で、第4弾は、『円谷プロ作品超兵器大研究 ~『マイティジャック』から『電光超人グリッドマン』まで~』です。
* * *
中村宏治さんの他の本『サンダーバード秘密基地』に関する記事もご覧ください。
* * *
ウルトラマン関連の本としては、他にも『円谷プロ図録 ~ウルトラマンメカニック編~』、『大人のウルトラマンシリーズ大図鑑』など多数あります。また中村宏治さんは、他にも『宇宙戦艦FILE アニメ編』などの本も出しています。
別の作家の本ですが、ペーパークラフトを作りながら楽しく学べる(笑)という夢のような本は、他にも、『西部警察マシンRS‐1 RS‐2 BOOK』、『ペーパーフィギュア「エヴァンゲリオン初号機」』など多数あります。
Amazon商品リンク
興味のある方は、ここをクリックしてAmazonで実際の商品をご覧ください。(クリックすると商品ページが新しいウィンドウで開くので、Amazonの商品を検索・購入できます。)