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第1部 本

動く&錯視錯覚の本

錯視錯覚技法

だまし絵練習帖

『だまし絵練習帖―脳の仕組みを活かせば描ける 基本の錯視図形からリバースペクティブまで』2010/02
竹内 龍人 (著)


(感想)
 だまし絵の描き方の練習を支援してくれる本です。さまざまな錯視図形の描き方の紹介と、なぜそのような錯視が起こるかについての脳の仕組みを解説してくれる本ですが、『だまし絵の描き方入門―エッシャーの描法で不思議な絵が誰でも描ける』とは違って、「不可能立体」などの描き方はありません。だまし絵には、さまざまな種類があるので、この本もまた、その一部の描き方だけに絞って、だまし絵の描き方を練習させてくれているのです。
 とはいえこの本には、有名な錯視図形が、かなり網羅的に入っていて、モノクロの錯視図形だけでなくカラーの錯視図形もあるので、通して読むと、錯視図形についての理解が深まると思います。
 本の構成としては、さまざまな錯視図形について、まず「脳をだます絵の原理の解説」と「だまし絵の描き方の紹介」をした後に、各々の関連例題「TRYやってみましょう」があり、今まで教えられたことを参考にして、自分なりに、実際にだまし絵を描いてみる……というだまし絵の練習帖になっています。算数の問題ではないので、もちろん例題の答え(正解)は一つにはなりませんが、答えの例(サンプル)を巻末につけてくれているので、それと類似しているかどうかで、ちゃんと描けたかどうか、各自が判断することになるでしょう。
 なお、特別編として、見ている人を追いかけてくるように見える絵の「リバース・パースペクティブ」の簡単な工作例もあり、これも、ペーパークラフト好きには、とても興味深いものです☆
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 竹内さんの他の本『脳が驚いて活性化! 毎日[だまし絵]で脳トレ』に関する記事もごらんください。
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 竹内龍人さんには他にも、子供の科学★サイエンスブックスの『だまし絵でわかる脳のしくみ: 遊びながら体験する脳のスゴい機能』、『だまされる目 ―錯視のマジック― じっと見てると起こるフシギ体験』や、『だまし絵 心理の迷宮を楽しむ本: 不思議すぎる実験室へようこそ!』、『なぜ、それを好きになるのか?脳をその気にさせる錯覚の心理学』などの本があります。
 また、別の作家(永井秀幸さん)の本ですが、「錯覚体験!!3Dトリックアート」シリーズの本に、『錯覚体験!!3Dトリックアート〈1〉立てたらびっくり!!』や、『2〉開いてびっくり!!』などもあります。

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