ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
しかけ絵本(海外の作家)
※日本語の本(翻訳版)もあります
David A. Carter(デビッド・A. カーター)
Hide and Seek(ちいさなかくれんぼ)
『洋書:Hide and Seek(英語)』2012/10
David Carter (著)
『和書:ちいさな かくれんぼ』2012/8
デビッド・A. カーター (著), David A. Cater (原著), きたむら まさお (翻訳)
(感想)
しかけ絵本好きの人間のバイブルと言っても良い『実物で学ぶしかけ絵本の基礎知識ポップアップ』の作者の一人、デビッド・A. カーターさんが、多彩なしかけ技法を惜しげもなく披露してくれる絵本。これまでの『One Red Dot(あかまるちゃん)』から『White
Noise(ホワイト・ノイズ)』までは毎回新しいしかけ技法がありましたが、今回はそれほど目新しい手法はありません。でも今回ももちろん、さまざまな技法が駆使されています。
今回の本は「かくれんぼ」がテーマになっています。前衛的なオブジェに隠されたハートマークや黒いQなど、いろんな小さい絵や形を探して遊びます。すぐ見つかるものから、どこに隠れているのか、なかなか分からないものまであります。「かくれんぼ」は子供の遊びなのに、大人の方が夢中になってしまいそう。と言うか、今回も、しかけが細かいので、子供だと一生懸命探すうちに、しかけを壊してしまいそうな……。
・1~2ページ目:からまるツタのような花の木。
・3~4ページ目:ぐるぐる渦巻のツタ。左下のつまみを引くと……面白いことが。
・5~6ページ目:三角形に立ち上がる飴(?)の木。糸でくるくる回るしかけ。
・7~8ページ目:白黒タイルとギターのオブジェ。円盤しかけ。
・9~10ページ目:黄色いジャングルジム風のオブジェ。
・11~12ページ目:白い四角柱の6つの檻。このページの赤い丸は、一見シールのように見えて思わず剥がしそうになってしまいますが、ちょっと待って! 青い小さいページを止めている紙です。剥がすと、また接着しなければいけなくなるので、気をつけてください。
* * *
カーターさんには、人気の「虫シリーズ」以外にも、『Flapdoodle Dinosaurs (Pop Up)』、『Oh, the Places You'll Go Pop-Up』、『David Carter's 100: Lift the Flaps and Learn to Count!』などの楽しいしかけ絵本があります。
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