ちょき☆ぱたん　お気に入り紹介　(chokipatan.com)

第１部　本

ペーパークラフトの本（日本の作家）

紙工作（切り紙、ペーパークラフト、モビール、他）

モビール作家いろけんのモビールづくりの本

『モビール作家いろけんのモビールづくりの本』2010/12
　いろけん (著)

（感想）
　とにかく楽しいモビールの本です。
　本の後半にカラーのモビールの厚紙の型紙がついているので、切り取って糸で吊るすとすぐにモビールが出来上がってしまいます。型紙の他に、出来上がり見本の写真と作り方解説も、もちろんありますので、仕組みを確かめながら楽しく作って飾れます。モビールは、作る時に、左右のバランスをうまくとるのが重要ですが、作り方のコツも説明されていますので、初めてでも上手く作れると思います。
　それにしても、著者のユーモアのセンスの良さには驚かされます。視力検査のモビールとかは、「なぜ、このモチーフを？」と脱帽です。また、高飛び込みはすごくお洒落！　でもこれ……一直線に飛び込んでるから、左右のバランスとかなくて、モビールの揺れる感じはないですよね……でも、あまりにもステキなので、天井から吊るしたくなります。こういう一直線のものは場所も取らないし、バランスの必要もないので初心者には最適です（この二つ（「視力検査」「高飛び込み」）は黒一色なので、すぐに作れる型紙はありませんが、拡大コピーして使う型紙があります）
　もちろんバランスをとるタイプのものも多数。音符とか数字とかは、ピアノの上とか勉強部屋に吊るすと楽しそうです。窓辺で風に揺らすと涼しげだし、夜にライトで照らすと幻想的でさらにいい感じです。
　全部で29作品の型紙があります。モビールは作例の通りに作らなくてはならないという決まりはないので、別の組み合わせで作ることも出来ますから、工夫次第では、さらにいろいろな楽しみ方が出来るのではないでしょうか。
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いろけんさんは、『モビールスタイル』、『切ってつなげて』などの他の本も出しています。
　また、同じ著者の本ではありませんが、他にも素敵なモビールや切り紙を作れる本に、『フィンランドの麦わらモビール ヒンメリづくり』、『北欧の切り紙』、『北欧の切り紙 インテリア・モビール』、『切り紙で楽しむ小さな旅』、『mountain mountainの切り紙・モビールBOOK』、『雪の模様切り紙』などがあります。

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