ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
しかけ絵本(海外の作家)
※日本語の本(翻訳版)もあります
その他の海外の作家
Trail: Paper Poetry(私の歩いた道)
『洋書:Trail: Paper Poetry(英語)』2007/10
David Pelham (著, イラスト)
『和書:私の歩いた道』 2008/10
デビッド ペルハム (著), David Pelham (原著), きたむら まさお (翻訳)
(感想)
謎めいた銀色の軌跡を追って、白い森を進んでいくというしかけ絵本です。
表紙にはTRAIL(軌跡)の文字と、中央に謎の穴。そこへ入っていく銀色の螺旋の軌跡を追って、しかけ絵本の旅が始まります。
そこに広がるのは白い森、切り立つ白い岩山、転がる白い丸太と昆虫、ドラゴンのような白いトカゲ……。白一色の世界に、銀色の軌跡が静かに続いていきます(片隅にある円盤をまわすと、詩のような文章が静かに現れてきます)。すべての音が消えた、静かで神秘的な世界に、銀色の軌跡だけが煌めいて続いていきます。
そして最後のページには……静かな感動が待っています。
・1~2ページ目:白い花が咲き、蝶が舞う白い森(大きいしかけ)。
片隅に白い軌跡のように、詩の文字が表れてきます(円盤しかけ)。
※この円盤しかけの詩は、以降の全ページに現れます。
・3~4ページ目:切り立つ白い岩山の頂上にとまる白い大きな鳥。
・5~6ページ目:白い丸太の中には小さな虫が。枯葉の上にも白い虫がいます。
・7~8ページ目:草むらの中にドラゴンのようなトカゲ。
・9~10ページ目:池のほとりの花やトンボの楽園で、ついに白い軌跡の正体と出会います。(このページには、なんと立体のままのしかけがあります。このページは箱型になっていて、立体しかけや重なり合った紙のしかけが、その中に納まるという、ちょっと反則技の新発想しかけになっています。)
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ペルハムさんには、可愛い動物のしかけ絵本『アニマル ギャラリー』もあります。
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