ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
ビジネス・管理&人事
若手はどう言えば動くのか?(ひきた よしあき)
『若手はどう言えば動くのか? ~相手を「腹落ち」させたいときの伝え方~』2025/3/6
ひきた よしあき (著)
(感想)
「指示通りに動いてもらえない」、「やる気があるのか分からない」、「褒めてばかりで厳しく注意できない」……若手を動かすカギとなるのは、リーダーの「伝え方」。「伝え方のプロ」のひきたさんが、実践的なノウハウを教えてくれる本で、主な内容は次の通りです。
はじめに 「若手は無気力」「やる気がない」は本当か
第1章 若手との距離を縮める言葉の選び方
第2章 「自分で考えて動く若手」をどう育てるか
第3章 「不満げな若手」を腹落ちさせて動かす言葉
第4章 威圧的にならずしっかり伝わる!注意の仕方、叱り方
番外編 気難しい上司を腹落ちさせる伝え方
*
「はじめに」には、若手を腹落ちさせるための伝え方として次の 「5つの心得」が書いてありました(本書にはもっと詳しい説明があります)
1)相手の価値観を受け入れ、その違いを理解した上で接しよう
2)仕事の目的、手順、ゴールなどを丁寧に説明する(常に「相手の思い」を心に留めよう)
3)会社ではなく「相手にとって役立つ」ことを中心に語ろう
4)「褒める」と「甘やかす」は違う。傷つけないためのルールを守りつつ、適切な言い方で注意ができる自分になろう
5)社会が大きく変わっている今、誰1人正解は持っていない。何事も「私のせいだ」と抱え込まず、奮闘する自分を褒め、いたわろう
*
そして「第1章」からは、ケース別の具体的なアドバイスがあります。
例えば最初のケースは、「若手と共通の話題が見つからず、何を話したらいいのか分かりません」。その答えは、「共通の話題を探すより「興味のあること」を聞くのが近道」だそうです。
「第2章」の最初のケースは「若手からホウ・レン・ソウがなく、仕事の進捗が分かりません」。これには、「ホウ・レン・ソウは「会社のため」ではなく「君のため」だと教えよう」として、「毎日の報告書を出さないと、君は存在しないのと同じにされてしまうんだよ」などと教えてあげると良いようです。
それでも報告してこない場合として、相手のタイプ別の対応が書いてありました。
1)報告の仕方が分からないヒヨコ社員
→やり方から丁寧に指導して、できたら褒める
2)途中経過を見せたくない完璧主義者
→「6割ぐらいでいいから今週中に見せて」と声かけ
3)返事だけはいいが全く実行せず
→「いつまでならできる?」と聞いて本人に期限を言わせる
*
「第3章」では、「すぐに「できません」と言われます」というケースへのアドバイスとして、「「できません」は相手からの防御。不安を解きほどす方法とは」……「完遂までの道筋を丁寧に示して動かそう」とありました。
また相手からの次のような反論への対処法としては……
1)やる意味あるんですか?
→なぜ、やる意味がないと思うのか教えて欲しい
2)なんで私なんですか?
→なんで君じゃダメなのか教えて欲しい
3)これ以上残業を増やせません
→どの作業を減らせば受け入れられるか教えて欲しい
……などと質問することがアドバイスされていました。
『若手はどう言えば動くのか? ~相手を「腹落ち」させたいときの伝え方~』……若手を動かすためのコミュニケーション法を具体的に教えてくれる本で、とても実践的に参考になりました。若手だけでなく「気難しい上司を腹落ちさせる伝え方」に関するアドバイスもあって、仕事の関係者だけでなく、家族とのコミュニケーションにも役立ちそうです。「若手への指示」や「若手の育成」で悩んでいる方は、ぜひ読んでみてください。何かヒントを掴めると思います。
* * *
なお社会や科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。
Amazon商品リンク
興味のある方は、ここをクリックしてAmazonで実際の商品をご覧ください。(クリックすると商品ページが開くので、Amazonの商品を検索・購入できます。)
『若手はどう言えば動くのか?』