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第1部 本
ビジネス・仕事力向上
付加価値のつくりかた(田尻望)
『付加価値のつくりかた キーエンス出身の著者が仕事の悩みをすべて解決する 「付加価値のノウハウ」を体系化。』2022/11/9
田尻 望 (著)
(感想)
キーエンス出身の田尻さんが、仕事の悩みをすべて解決する「付加価値のノウハウ」を体系化して教えてくれる本で、主な内容は次の通りです。
はじめに
第1章 付加価値における「価値」の話
第2章 それは付加価値か、ムダか?
第3章 付加価値創造企業「キーエンス」
第4章 法人顧客を攻略するための6つの価値
第5章 ニーズの見つけ方と付加価値の伝え方
第6章 つくった付加価値をいかに広げていくか
おわりに
各章のまとめ
*
「キーエンス」は、「構造が成果を創る」をコンセプトとしている付加価値創造企業だそうです。
「キーエンスは、ファクトリー・オートメーション用センサーや計測器など、さまざまな機器を開発・製造販売している、時価総額12兆円を誇る会社です。
なんと、従業員の平均年収は2000万円超え、一人当たり営業利益額が1億円超えという驚異的な会社として大きな注目を集めています。」
……キーエンスでは、「すべてが有機的につながって構造的に付加価値をつくって」いて、その全体像は……
1)営業がお客様の「潜在ニーズ」を捉える
2)商品企画がそのニーズを叶える「世界初・業界初の商品」を企画する
3)商品開発が「世界初・業界初の商品」を作り上げる
4)販売促進がマーケティングを行う
5)営業が商品に反映された「付加価値」を提供する
……というサイクルで動いているのだとか。
そしてキーエンスの3つのキーワードは……
1)マーケットイン型
(「なぜ買うのか・使われるのか・役立つのか」を開発前に徹底的に突き詰める)
2)高付加価値状態での商品の標準化
(現場で潜在ニーズを見つけだす市場調査で、最大公約数の仕様・機能を備えた高付加価値標準品つくる)
3)世界初・業界初の商品
(潜在ニーズを探り出す)
……だそうです。
そして付加価値を創造するために重要なのは、お客様の「ニーズ」で……
「彼らはお客様のニーズを捉えたら、商品企画に入る前に、社会全体の潮流や業界全体のトレンドを視野に入れ、現在自社が持っている技術的な強みを活かして、どんな商品を作れるのかという分析をし、さらに、同じような商品を作っている競合他社の調査・分析をします。」
……特に「潜在ニーズ」の場合は……
「まだ誰も叶えたことのない未知の顧客ニーズを満たす、他社でも自社でも実現したことのない商品であれば、それは世界初・業界初となります。」
……初めての商品なので既存の商品と比較されることもなく、「付加価値戦略」と「差別化戦略」を両立した商品になるのです。
この時、その潜在ニーズを持っていた特定のお客様だけの特注品ではなく、標準品として作ることも大事なのだとか。
「キーエンスでは汎用性のある機能か、他の機能で集約または分散化できないかを考え、基幹となるニーズを重視し、できるだけ標準化を狙うことで商品のコストダウンを図ります。その結果、お客様にとっては、価格面、納期面、修理品の入手性などのメリットを享受できるようになります。
キーエンスではニーズから逆算して商品を作り、お客様に対する付加価値の提供と同時に、生産性と利益を上げることに成功しています。
それがキーエンスの付加価値創造戦略の肝になっているのです。」
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そして潜在ニーズを見つけ出すには……
・「ニーズのヒアリングのポイントは「具体的にどういうことか?」「なぜそれが重要なのか?」「そのニーズを生んだお客様の背景・状況」を把握すること」
・「実際に現場に行って、お客様と同じ光景を見て、観察し、体感することで、ニーズを「認識のずれなく理解する」ことができる。」
……「現場でお客様と対話する・観察する」ことが重要なようでした。
『付加価値のつくりかた』……キーエンス出身の田尻さんが、仕事の悩みをすべて解決する 「付加価値のノウハウ」を教えてくれる本で、とても参考になりました。
この他にも「感動が最高の価値」、「客様のニーズを超えた部分は、付加価値ではなく、ムダ。」など、いろいろなヒントを得ることができます。
みなさんも、ぜひ読んでみてください☆
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『付加価値のつくりかた』