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第1部 本
健康&エクササイズ
最小の努力で最大の効果を得る食事学(濱谷陸太)
『予防医療の医師が教える 最小の努力で最大の効果を得る食事学』2025/9/10
濱谷 陸太 (著)
(感想)
予防医療の医師の濱谷さんが教えてくれる「最小の努力で最大の効果を得る食事学」で、主な内容は次の通りです。
第1章 なぜあなたは食事を人生の味方につけられていないのか
第2章 STEP1 「〇〇が健康に良い/悪い」という考えを捨てる
第3章 STEP2 自分の食習慣を知り、目標とする食習慣を定める
第4章 STEP3 食習慣を改善させる戦略を立てる
第5章 食習慣改善は「今」始めよう
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「はじめに」には、次のように書いてありました。
「(前略)本質的な食習慣改善のためには、以下のステップを経る必要があります。
ステップ1:「〇〇(食材や栄養素)が健康に良い/悪い」という考えを捨てる
ステップ2:自分の今の食習慣を知り、目標とする食習慣を定める
ステップ3:具体的に、最も効率的に食習慣を改善させる戦略を立てる
これらを正しい手順で行うことで、お金も時間もかけることなく、食事から最大限のメリットを得ることができます。」
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そして第2章では……
・「(前略)どんな食材も、栄養素の観点で見れば「良い面」と「悪い面」があります。どちらかだけを切り抜いて論じるのは科学的ではありません。」
・「「野菜中心の食生活」というのは、食習慣として良いテーマの1つです。しかし、それは「野菜を食べていればよい」という単純なものではなく、その食習慣の特徴を理解し、野菜以外の要素も考えることが重要です。」
・「(前略)食材単独ではなく「食事全体の構成」を考える必要があるのです。」
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さらに第3章では……
・「ときどきハンバーグを食べたって、ラーメンを食べたって、全体的な食行動に大きな影響はありません。3食すべてをバランス良くする必要はなく、野菜やたんぱく質が足りない食事があっても大丈夫です。結局大事なのは「平均的にどんな食習慣を送っているか」ですので、あまり頑張らず、気楽にメニューを考えていけば良いのです。」
・「(前略)最強のダイエット法とは「自分に合う方法でカロリーを減らす+食事の質を上げること」というものに他ならないとも言えます。」
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……要するに「バランス良く色んなものを食べる」ことが重要なようです。
「栄養や食事というものは非常に複雑で、白黒はっきりした結論は出せないものです。こんな中で、「バランス良く色んなものを食べる」というのは、色んな栄養素の悪影響を最小化しながら、しかも健康に良い栄養素を幅広く摂取することにもつながる、非常に効果的なアプローチと言えるのです。」
……でも具体的には、どうやったら良いの? と迷える子羊が途方にくれていたら、推奨の食事法も数種類、その概要が紹介されていました。そのうち「地中海食」と「代謝健康食指数を高くする食事(心血管やがん予防のための食習慣)」を以下に紹介します。
<地中海食スコアを高くする食事>
・多く摂取するもの:野菜、豆、果物、ナッツ、穀類繊維(玄米や全粒粉パンなど穀物由来の食物繊維)、魚、体に良い油(オリーブオイルなど)
・避けるもの:赤肉
・その他:少量飲酒
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<代謝健康食指数を高くする食事>
・多く摂取するもの:野菜、果物、全粒穀物、ナッツ、豆類、オメガ3脂肪酸など良い油
・避けるもの:砂糖入り飲料(フルーツジュース含む)、赤肉、トランス脂肪酸、塩分
・その他:少量飲酒
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この他「DASHスコアを高くする食事(血圧低下に最適化した食習慣)」、「がん予防のための食習慣」、「糖尿病予防食スコアを高くする食事」の概要紹介もあります。これらの病気の心配がある方は、その食事法を参考にした方が良いかもしれません。
そして、これらのうち、どの食事法が良いのかを迷う子羊の方には……
「(前略)たぶん、「最強の食習慣」というのは存在しません。地中海食は最も信頼性高く健康効果が示されていますが、和食に含まれる発酵食品などはないし、少量のアルコールでもがんリスクは高まります。一方の和食は、塩分・糖分摂取量が多くなったり、果物の摂取が十分でない可能性があります。(中略)
どの食習慣スコアも似たような要素を含んでいるため、実際に何の食習慣が好みでも、その食習慣スコアを高くするよう目標設定すればOKです。」
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……要するに「バランス良く色んなものを食べる」のが大事だということですね……。
また第5章にも大事なことが書いてありました。
「老化予防を目指すなら、薬やサプリに期待すべきではありません。生活習慣病の発症リスクやそれによる死亡リスクを下げたければ、食事、運動、睡眠などの健康な生活習慣をもつこと。がんを早期発見してそれによる死亡リスクを避けるためには、推奨されるがん検診を定期的に受けること。(中略)そんなことが一番大事なのです。」
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『予防医療の医師が教える 最小の努力で最大の効果を得る食事学』……「普段食べているもの」を知り、「なぜそれを選んで食べているか」を理解し、食習慣を徐々に変えていくプロセス」を教えてくれる本で、とても参考になりました。
とりわけ「〇〇が健康に 良い/悪い」という考えを捨てること……例えば、様々な疫学研究で「コーヒーはがんを予防する(平均的な)効果がある」とされている一方で、IARC(国際がん研究機関)の定める「発がん性物質」も、コーヒーには含まれているそうです(それでも総合的に見ると、コーヒーは健康に良いとされているようですが)……一つの食品ばかりに偏らないようにすることが大事なのでしょう。
良い食習慣を身につけたい方は、ぜひ読んでみてください☆
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