ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
IT
稼げるWebデザイナー(濱口まさみつ)
『生成AI、ノーコードツールでスキルアップ 稼げるWebデザイナー』2025/5/10
濱口 まさみつ (著)

(感想)
デザインのコツから生成AI・ノーコードツールの使い方、ブランディングのために必要な知識やポートフォリオのつくり方、マーケティングやPRの基礎と提案書のつくり方、人脈の広げ方やコミュニティへの参加の仕方など「これだけ押さえておけば稼げる」コツが満載の「稼げるWebデザイナー」になる方法を教えてくれる本です。
ぱらぱらページをめくって眺めてみたときには「わりと内容が少なそう……」と感じたのに、実際に読んでみたら「使えそう」なヒントが満載だったので驚きました。本が苦手な人にも読みやすくて役に立つ、とても良い教科書だと思います。
さて「稼げるWebデザイナーになる」ためには、次の4つの力が必要だそうです。
1 デザイン力
2 デジタルスキル
3 ブランディング力
4 マーケティング力
*
そして、これら4つの力をもつ「稼げるWebデザイナー」になるための7つのステップとは……
1)現在地点と目標を明確にしよう
2)AI技術をきちんと活用して「基礎力」を高める
3)デザイン模写と添削で「センス」を磨く
4)ノーコードツールを使って「たくさんつくる」で稼ぐ
5)ブランディング力を高めて顧客の心をつかもう
6)顧客を獲得する「提案書」の作り方と使い方
7)稼げる「SNSアカウントの運用」を覚えよう
*
この本では、これらを順番に教えてくれるのです。
例えば最初の章では、デザインの基本の一つとして、全部で10項目の「デザインに偏りや不足がないかのチェックリスト」がありました。そのうち最初の5個を紹介すると、次のような感じ。
・タイトルがはっきり見えるか?
・色数が多すぎないか?
・意図していない原色が入っていないか?
・情報の量:要素の数が多すぎないか?
・情報の質:意図しないところが目立っていたり、見せたいところが沈んでいないか?
*
さらに「デザイン模写と添削で「センス」を磨く」では、「優れたデザインには「型」があり、それを習得するには知識と経験が必要」として、お手本の模写を繰り返すことで、基本の「型」を身につけられる「模写」を勧めています。そして参考サイトとしてPinterestがあげられ、ここで見つけた画像の、色づかい、要素、レイアウト、フォント、トーンなどを分析することを教えてもらえました……とても実践的で役に立つアドバイスだと思います。
また「近年では、生成AIやノーコードツールを活用すれば、デザイン制作の効率が大幅に向上し、短時間で高品質な成果を得ることができます」ということで、「AI技術をきちんと活用して「基礎力」を高める」という章では、コピーライティングなどにテキスト生成AI(ChatGPT、Geminiなど)や、デザインなどで画像生成AI(Midjourney、ImageFX、Adobe Firefly)を活用することが勧められていました。
このとき、AIに「お任せ」にするのではなく、「叩き台」として使うのが良いようです。確かに……ゼロからアイデアを生み出すより、何か叩き台があったほうがアイデアを改善しやすいですよね……。なお生成AIを使う際のプロンプトが分からない人は、「プロンプトジェネレーター(GAZAI、Journey AIアートジェネレーターなど)」を活用してみると良いとのことです。
さらに「ノーコードツールを使って「たくさんつくる」で稼ぐ」では、Figmaなどのデザインツールでトップ画像など必要な素材を作成し、Studioといったノーコードツールにそれを移行して公開するという方法が紹介されています。
そして「ブランディング力を高めて顧客の心をつかもう」では、「ブランディング力=売り込み力とは、相手のニーズを正しく理解し、自分と仕事をすることで得られるメリットを明確に伝え、納得してもらう力のことです」ということで、自己分析の方法の他、ポートフォリオ(デザイナーの作品集)をつくる方法も紹介されています。
ここではポートフォリオに使えるサービス(Foriio、Instagramなど)の他、メモやタスク管理に使うNotionを使うと、目標管理もできるし、ポートフォリオも作ることができることを知りました。
さらに「顧客を獲得する「提案書」の作り方と使い方」では……
「提案書のフォーマットは「Canva」などであらかじめテンプレートをつくっておき、案件ごとに微調整すれば作業効率をアップできます。」
……この「Canva」はSNS投稿のためのテンプレート作りにも使えるそうです。
なお、ここで紹介したChatGPT、Midjourney、Canvaなど使い方についての詳しい説明はありませんが、どんな場面で何を使うかを教えてもらえるので、それが実践的に役に立つと思います。
さらに「自分の顧客のターゲットがよく分からない」方には、次のアドバイスが……
「また、「ターゲットが曖昧ではっきりしない」場合にも、ぜひcoconalaのお店をリサーチしてみてください。この場合は、自分と似たような経歴、仕事内容で出店(出品)していて、「実績・評価」が高い人のお店を見るのです。そうすると評価を寄せている人のコメントからおおよその属性がわかったり、また出店している人のプロフィールやポートフォリオから、どんな人を顧客として想定しているかがわかります。
そこまでわかったうえで、あなたと属性の近い出店者のプロフィールや実績を見れば、クライアントがどんな人たちで何を求めているのかわかるはずです。」
※coconala:ココナラ:初心者にお勧めのスキルマーケット
*
そして顧客を見つけたい方にも、「まずはイベントやコミュニティ、異業種交流会などに参加する」などの実践的なアドバイスがありました。
『生成AI、ノーコードツールでスキルアップ 稼げるWebデザイナー』……Webデザイナーとしてステップアップするためのヒントをたくさん見つけられる本でした。みなさんも、ぜひ読んでみてください。
なお、本書には、入門書の『いきなりWebデザイナー』という姉妹本があるので、以下の商品リンクでは、それも紹介しています。
* * *
なお社会や科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。
Amazon商品リンク
興味のある方は、ここをクリックしてAmazonで実際の商品をご覧ください。(クリックすると商品ページが開くので、Amazonの商品を検索・購入できます。)
『稼げるWebデザイナー』
『いきなりWebデザイナー』