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第1部 本

健康&エクササイズ

心臓が喜ぶ9つの習慣(上月正博)

『心臓が喜ぶ9つの習慣 老化を予防し若返る!』2025/4/16
上月 正博 (監修)


(感想)
 狭心症、心筋梗塞などは気づかないうちに進行し突然発作が起きる恐ろしい病気ですが、日々の日常生活や運動により心臓の元気を保って、これらの疾患のリスクを抑えることができるそうです。そのための次の9つの実践しやすい習慣を紹介してくれる本で、その9つの習慣は以下の通りです(本書の目次になっています)。
習慣1 "座りっぱなし"をやめる
習慣2 "ながら筋トレ"をする
習慣3 ウォーキングこそ最高の"長寿薬"
習慣4 ストレスから心臓を守る
習慣5 心臓が嫌がる食べ物を避ける
習慣6 継続するコツをつかむ
習慣7 睡眠は「時間」と「質」が大事
習慣8 血管年齢を進めさせない
習慣9 健康チェックで心臓と向き合う

「プロローグ」には、弱った心臓でも元気になる3つのメンテナンスについて、次のように書いてありました。
1)適度な運動でポンプ力をつける(習慣1、2、3、6へ)
2)急激な変化に気をつけ、むくみや筋力をチェックする(習慣4、6へ)
3)心臓を養っている血管をつまらせない(習慣4、5,7、8へ)
   *
「1)適度な運動でポンプ力をつける」ためには、とにかく身体を動かすこと(家事、ながら筋トレ、ウォーキングなど)が大事なようです。「ウォーキングこそ最高の"長寿薬"」ではあるのですが、筋トレも必要なようで、次のように書いてありました。
「実は毎日のウォーキングだけでは筋肉を維持するのが精一杯。筋肉を増やすには「筋トレ」が必要です。特に重要なのが、全身の筋肉の約7割が集中する下半身の筋トレ。」
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 続いて「2)急激な変化に気をつけ、むくみや筋力をチェックする」では、ストレスを溜めないこと、自律神経のバランスを保つことが大切なようでした。
「身体的なストレスだけでなく、精神的なストレスもまた、心臓にはよくありません。ストレスがかかると、副腎から「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」「コルチゾール」などのいわゆるストレスホルモンが分泌されます。これらは、交感神経を活性化させ、心拍数や血圧を上げ、不整脈や胸痛発作、突然死の引き金になることもあります。」
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 そして3番目の「3)心臓を養っている血管をつまらせない」では……食事、運動、睡眠というごく一般的な健康法が、心臓の健康にも役に立つことが書いてありました。
 そのうちの「食事法」では……
「(前略)必要な栄養素をしっかりとるためにも、食事は1日3回、適量をバランスよくとることが大切です。これが心臓・血管にやさしい食事法の基本と心得ましょう。」
・心臓にやさしい食事法4つの目的
1)塩分を控えて血圧を下げる
2)食べすぎを見直して肥満を解消する
3)食物繊維をとって血糖値を改善する
4)脂質のとり方を見直し、動脈硬化を防ぐ
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 そして睡眠では……
「睡眠の質を高めるには、起床・就寝や食事の時刻を一定に保ち、規則正しい生活を送ることが第一。」なのだとか。
『心臓が喜ぶ9つの習慣 老化を予防し若返る!』……心臓の元気を保つためには、ごく一般的な健康法と同じで、「食事、運動、睡眠」と「ストレスを溜めない」ことが大事だということを教えてくれる本で、とても参考になりました(ほぼすべて実行中なので安心しました)。
 9つの習慣が役に立つ理由や、筋トレ法などがイラストで紹介されている他、巻末には、日々の健康管理や習慣の定着を目的とした「生活記録表」が2ヵ月分あるので、血圧、体重、運動の有無などを書き込むこともできます。
 フルカラーのイラスト・簡潔な文章でとても読みやすいので、みなさんも、ぜひ読んで「9つの習慣」を試してみてください☆
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 なお社会や科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。

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『心臓が喜ぶ9つの習慣』