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防犯

警備のプロが教える防犯の新常識(倭文浩樹)

『あなたの家は狙われている!? 警備のプロが教える防犯の新常識』2025/6/4
倭文浩樹 (著)


(感想)
「うちは大丈夫」がいちばん危ない――警備のプロが「いますぐ始められる暮らしの安全対策」を教えてくれる本で、主な内容は次の通りです。
第1章 強盗に狙われる家、狙われない家
第2章 ホームセキュリティの盲点とは?
第3章 1万円で始めるDIY防犯
第4章 「犯人が逃げたくなる家」をつくる[実践編]
第5章 防犯レベルをさらに高める方法[松竹梅プラン]
[付録]トラブルQ&A
   *
 TVのニュースでも分かるように、いま、空き巣や強盗のターゲットは「高級住宅」ではなく、ごく普通の家になっています。お金持ちだけでなく一人暮らしや高齢者の家も襲われているのです……怖いですね……。
「第1章 強盗に狙われる家、狙われない家」によると、犯罪者は、死角の多さ、鍵の数・防犯装備、夜間の明るさなどをチェックして、「入りやすそうかどうか」「すぐに逃げられるかどうか」を見極めているようです。
 また、あなたのSNSの投稿(リアルタイムの旅行写真、位置情報)から在宅かどうかを見極めていたり、ゴミの情報(段ボールの宛名など)から個人情報や経済的状況を調べたりも……これらの情報は、うっかり流しがちなので、気をつけないといけませんね……。
 そして「狙われる家にならない」ためにできる対策としては……
1)玄関や窓にセンサーやカメラをつける
2)訪問者があったときは、ドアを開ける前に必ずインターホン越しで確認
3)相手を確かめるまでは、絶対にドアを全開にしない
4)近所付き合いがある場合は、気になる情報を共有する
 ……ドアの前に誰がきたか、ドアを開けずにカメラで確認できるインターホンがあると安心できるので、本当にお勧めです!
 また、とても参考になったのが、「第2章 ホームセキュリティの盲点とは?」。ホームセキュリティに契約すると安心ですが、次のようなリスクもあるそうです。
・ホームセキュリティに高い費用を払っている=お金に余裕がある、と見える
・警備員到着までに20~30分かかることがある
・警備会社のマニュアルを犯人もある程度知っている場合がある
・留守・在宅モードの切り替えを忘れる
・安心してしまって、自分でできる対策をおろそかにする(窓ガラス強化やセンサーライトなど))
 ……とりわけ最後のリスクは、忘れてはいけないと思います。自分でできる対策としては、「Wi-Fiカメラ(防犯カメラ)」、「センサーライト」、「簡易アラーム」が勧められていました(電気代も配線も不要な「ソーラー式カメラ」もあるようです)。
 この他にも「在宅時に襲われたら」のシミュレーション(「声を上げる」、「外に逃げる」、「ライトをつける」)も参考になりました。
『あなたの家は狙われている!? 警備のプロが教える防犯の新常識』……空港・イベント・家庭の警備まで20年以上にわたり“人を守る仕事”に携わってきた倭文さんが、防犯対策について実践的に教えてくれる本で、とても参考になりました。ごく一般的な方法が多かったと思いますが、それだけに実践的に役に立つ情報だと思います。防犯DIYとしては、家族構成や住宅タイプ、予算に合わせた防犯プランも紹介してくれます。みなさんも、ぜひ読んでみてください☆
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 なお社会や科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。

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『警備のプロが教える防犯の新常識』