ちょき☆ぱたん お気に入り紹介 (chokipatan.com)
第1部 本
ビジネス・仕事力向上
コクヨの結果を出すノート術(コクヨ株式会社)
『コクヨの結果を出すノート術: たった1分ですっきりまとまる! (知的生きかた文庫 こ 49-1)』2020/1/22
コクヨ株式会社 (著)
(感想)
ノートの企画・販売で最高の歴史と実績を誇るコクヨ全面協力のもと、「結果を出すノート」100のコツを紹介してくれる本です。
「方眼ノート」のメソッド50、「横罫ノート」のメソッド30、「無地ノート」のメソッド20の合計100で、それぞれの利用のポイントを、実際のノートのページ実例つきで解説してくれます。
例えば、割と定番のメソッドとしては……
・「日付」と「タイトル」を右上に書く
・商談メモには優先順位のマークをつける
・「案件ごと」に、1ページにまとめる
・資料に転用する意識で書く
・基本は青か黒、書き足しは赤いペン など。
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この他、ちょっと気になった事例を紹介すると、次のような感じ。
・「必要に応じて、スマートフォンで使えるコクヨの無料アプリ「CamiApp(キャミアップ)」でノートを撮影し、データ化して活用しています。」
・「ヨコ型のノートは、目の配置と同じなので、視界に自然に入ってくる感覚がします。また。パソコンのモニターもヨコ型ですから、ノート上の作業からパソコン作業へ移動するとき、思考の移動もスムーズです。」
・「「インデックス」は、片方(利き手の側)に集めてつくる」
・「A5サイズのノートを使っているのは、持ち歩きやすく、かつ、そのまま見開きでコピーをすれば、すぐに会議の資料サイズ(A4)になるからです。」
・「打ち合わせに必要な情報は、事前に整理してノートに記入しておく」
・「ノートは1冊を持ち歩き、案件にかかわらず、日付順に書き、通常案件以外の内容は、後から分野ごとにちぎってファイリングします。」
・「頭の整理には、入れ替え可能なふせんを使う」
・「1冊のノートを2つの目的で使う(「打ち合わせメモ」は前から、「発想メモ」は後から)」
・「普段、必ず持ち歩くのは、スケジュール確認のためのスマートフォンと測量野帳です。測量野帳は、ポケットにも入り、スマホと重ねて持ち歩くのに便利です。」
・「仕事で使うノートは2種類を使い分けています。1.横罫ノート(B罫・A5サイズ)は、会議の議事録などの事務的な記録に使い、2.方眼ノート(5ミリ方眼・B5サイズ)は、アイデアの表現やネタをメモするのに使います。」
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そして、自分も作ったことがあって懐かしくなったのが、次の「旅日記用のノート」。
「海外旅行の旅程や訪れた場所の記録として、現地のパンフレットや写真、スケッチなどをコメントとともに残していますが、現地のありふれたお菓子の包み紙やチケット類をノートに貼り付けておくと、その街の個性が強く表れたページができあがり、楽しい思い出がよみがえります。」
……初めての海外旅行のときに、すっかりテンションが高くなって、帰宅してすぐに同じようなノートを作ったことを思い出しました(笑)。そうやって旅の思い出を貼り付けていると、楽しさが甦って何度でも反芻できました……その後も数回はやったのですが……仕事が忙しくなって、こんなノートを作る気力がなくなって……終わってしまいました(苦笑)。それでも、こういう旅日記は作るのもとても楽しいので、みなさんも、ぜひ一度は試してみてください☆
さて、実を言うと……学生時代はノートをたくさん使っていましたが、最近は小さい手帳にメモ書きするぐらいで、あまりノートを使っていません(笑)。しかもその手帳のメモも、暇な時にパソコンに入力した後は、捨ててしまうことが多くなっています。文字データにしておいた方が、後で「検索」が楽なんですよね……でもイラストなどは、手書きの方がずっと楽なので、そのページだけは日付を書いて、カテゴリー別の書類フォルダに入れて保管していますが……。
それでも出先でメモをとるなら、やっぱり小さめのノートか手帳が一番だと思います。特にイラストや図表などのメモは、手書きの方がだんぜん書きやすいですから。
『コクヨの結果を出すノート術』……この本は、「ノートの取り方」の基本メソッドを教えてくれる本ではなく、ノートの使い方がうまい人の100事例を教えてくれる本でした。ノートはそれなりに使っているけど、もっとうまい方法はないのかなーと考えている人が、パラパラ読んで、参考になりそうなメソッドを取り入れて試してみる、という使い方をするのだと思います。ノート術、さらには仕事術を向上させたい方は、ぜひ読んでみてください。何かヒントをもらえると思います。
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なお社会や科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。
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『コクヨの結果を出すノート術』