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第1部 本

自己啓発・精神力

心を強くする 「世界一のメンタル」50のルール(バイン)

『心を強くする 「世界一のメンタル」50のルール』2019/7/11
サーシャ・バイン (著), 高見浩 (翻訳)


(感想)
 テニスの大坂なおみ選手を日本人初の全米オープン・全豪オープン連続制覇、世界ランキングNo.1へと導いた「世界最優秀コーチ」が、メンタルを強くする方法を教えてくれる本です。
 全部で50項目あり、その一部は次のようなもの。
1「すべてが願いどおりには進まない」と最初にあきらめておく
2 大きな野心がなければ戦えない。小さな目標がなければ勝てない
3 渋谷の交差点でダンスを! ペナルティより「罰ゲーム」でメンタルは伸びる
4「カモン! 」の法則(ボディランゲージで自分の脳をだませ)
5「フォーカス×集中力」この相乗効果なくして練習とは言えない
6 他人と違う道をいこう。それだけでメンタルは自然と磨かれる
7「失敗の味」を徹底的に味わっておくと、本番で楽になる
8 完全主義を捨てる勇気
9「リスク」だけが本当に心を強くする
10「100パーセント全力でやっている」と自分に言い聞かせているあなた。でも本当に?
 ……などなど。
 それぞれの項目には、バインさんがコーチとして関わってきたセリーナ選手や大阪選手のエピソードとともに、次のような参考になる文章がたくさん書いてありました。
「完全を目指してばかりいると、決して自分に満足することができない。すると、人生そのものにも果敢にアプローチできなくなってしまう。なぜなら、完全主義者は、うまくいっていることより、うまくいってないことにばかり気を取られ、いつまでも前に進めないからだ。(8 完全主義を捨てる勇気)」
「自分にコントロールできない外部環境によって心が乱されそうなときは、初心を思い出して自分を取り戻そう。勝負の山場では、得意なスタイルで自分らしさを素直に出したほうが実力を発揮できる。(14 心を乱す「極限のストレス」を消してしまう技術)」
「自分の弱点を明かしても、人間としての価値がそこなわれることはない。かえってあなたの強さを示すことになる。真の友人もわかる。できないことがあるときは、正直にそう言ったほうがいい。(36 傷つきやすいことの意外なメリット)」
 この本の中では、バインさんがセリーナ選手に教えられたことも書いてあり、彼女の言葉の素晴らしさにも痺れてしまいました。さすが超一流選手は違いますね☆
「あたしはプレッシャーが大好き。プレッシャーを感じると、自分は目標に近づいているな、ってわかるから」
「人間の意思の素晴らしいところは、こうと思ったらすぐに生き方を変えられる点だと思う。問題のありかはわかっているわけだし、意思さえ強く持てば悪い習慣ともすぐ手を切れるはずよ。要は、そういう習慣と手を切りたいと、どのくらい強く思いこむかじゃない」
 ……テニスは「自分との戦い」だけでなく、「相手」と直接戦わなければならないので、とても「強いメンタル」が求められるスポーツだと思います。この50項目すべてを実行しようとは思いませんでしたが(汗)、自分にとって参考になる2、3項目を見つけて、その教えを心掛けていくと、自分のメンタルが徐々に鍛えられているのではないでしょうか。「メンタル」を強くしたいと思っている方は、ぜひ読んでみてください。

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