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第1部 本
(しかけ絵本&技法、ペーパークラフト)

パズル

SCRAPヒラメキナゾトキBOOK

『SCRAPヒラメキナゾトキBOOK』2017/12/22
SCRAP (著)


(感想)
 謎作りの超プロ集団による珠玉のナゾトキ問題集です。一見難問に思えるけれど、頭をやわらかくして「あること」に気付けば、ぱっと解答を導くことができるヒラメキ問題がたくさん集められています。内容は次の通りです。
1 ヒラメけば小学生でもラクラク解ける問題編
2 ヒラメけば中学生でもヨユーで解ける問題編
3 ヒラメかなければ大人でもヘビーな問題編
どうしても解けないときのためのヒント編
   *
 一応、難易度の易しい順番に掲載されているようですが、「大人でもヘビーな問題」でも、意外に簡単に解くことが出来ました。
 謎作りのプロ集団SCRAPは、参加型エンターテイメント「リアル脱出ゲーム」や東京メトロの街歩きナゾトキゲーム「地下謎への招待状」、謎解き検定「謎検」などで有名ですが、「超難問が多い」という評判が高いので、「気分転換程度に気楽に楽しめる」簡単な問題好きの私には敷居が高かったのですが、この本は「一般人でも楽しめる」ことを重視した問題が集められているようで、すごく楽しめました。
 しかも巻末の「どうしても解けないときのためのヒント編」も、とても巧みに出来ています。すべての問題に「ヒント」があり、たいていの問題は最初のヒントで「ハッと」ひらめいて、解答に結び付くのですが、それでも閃けないほどの難問の場合は、次のヒントも教えてもらえるので、すべての問題を解くことが出来ました。もちろんヒントなしで解けた問題も沢山ありましたが、こういう二段階ヒント方式を使って、巧みにヒラメキに誘導してくれる素晴らしいヒントの出し方に、「謎作りの超プロ集団SCRAP」って、本当に凄いなーと感心させられました。
 こういうヒラメキ系のナゾトキ集には、「この問題は、こじつけだよね……」と不満を抱いてしまう問題が数問混じっていることも多いのですが、この本には、ほとんどなかったと思います。
 それでいて、分かったときの「あっ、そうか!」の快感がすごく気持ちのいい「適度な難易度」の問題ばかり☆ ヒラメキ系のナゾトキが好きな方は、ぜひ挑戦してみてください。短時間で解ける問題がほとんどなので、気分転換にも最適だと思います。だんぜん、お勧めです☆
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 SCRAPの他の本『幽霊城からの脱出 (大人の謎解き絵本)』、『謎解きパズル塗り絵』、『5分間リアル脱出ゲーム人生』に関する記事もごらんください。

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