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第1部 本

健康&エクササイズ

医者が考案した「長生きみそ汁」(小林弘幸)

『医者が考案した「長生きみそ汁」』2018/6/30
小林弘幸 (著)


(感想)
 一日一杯の「長生きみそ汁」生活で、健康長寿をめざす方法を教えてくれる本です。
 書店でこの本を見かけて、「みそ汁で長生き」という発想が素晴らしいと思って手に取ってみましたが、材料に「すりおろし玉ねぎ」があるのを見て、ええー! みそ汁を作るたびに玉ねぎをすりおろすなんて無理無理と思いました。……が、一応買ってみました(笑)。
 すると、なんと「長生きみそ汁」用の「合わせ味噌」は作り置きが出来るそうなのです!
 材料は、すりおろし玉ねぎ約1個、赤味噌80g、白味噌 80g、リンゴ酢大さじ1の4つ。これを混ぜ合わせて製氷皿に入れ、冷凍庫で2~3時間凍らせるのだそうです(材料や分量などの詳細については本を読んでください)。1個が約30gで、みそ汁1杯分になります。なお、保存期間は2週間を目安にして欲しいそうです。
 この「長生きみそ汁」は、がんや糖尿病、動脈硬化など、健康長寿をさまたげる病気や不調を
 遠ざける健康成分がふんだんに入った最強のみそ汁なのだそうです。

 みそ汁っていうのは、和食に欠かせないものですし、いろんな野菜を切って煮れば作れるので、割と簡単に栄養のバランスを取りやすいものだと以前から思っていました。この「長生きみそ汁」も、野菜を加えていけばいくほど、効果が高まるそうです。
 でもなー……リンゴ酢ってのがちょっと気になるかも。酸っぱいみそ汁って飲んだことないし……ということで、実はまだ作ってはいません(汗)。
 それでもこの本は、みそ汁の新しい可能性をぐんぐん切り拓いてくれました。
 本の前半は「長生きみそ汁」の作り方と効用の解説なのですが、後半は「長生きみそ汁」を使ったレシピになっているのです。そのレシピが凄い(笑)。みそ汁にこんな具材が! という驚きの組み合わせがいっぱい!
 例えば、「にらと豚肉のみそ汁」「カリフラワーとウインナーのみそ汁」「かぶとベーコンのみそ汁」「ズッキーニとミニトマト、アンチョビのみそ汁」「まるごとトマトのみそ汁」などなど……(あ、もちろん、「なめこと豆腐のみそ汁」などの定番も、多数掲載されていますので安心してください)。
 うーん、「さば缶とたけのこのみそ汁」「ささ身缶と豆苗のみそ汁」なんて、簡単な上に、これだけでそれなりに栄養のバランスもとれているようなので、食欲のない時にピッタリかも。意外においしそうだし。
 さらに、その後には「長生きみそおかず」レシピもあって、「長生きみそ」は、みそ汁だけでなく、おかずに使うことも出来るそうです。例えば、「にんじんとツナ、豆腐の炒め物」「みそポテトサラダ」「豚肉のみそ焼き」「スティックみそマヨチキンフライ」などなど、……なるほど、酸っぱいみそ汁が苦手な人は、これを参考にすればいいんですね!
 さらにさらに、終りの第5章では、「病気を遠ざける5つの習慣」まで教えてくれます。
習慣1) 朝起きたら、コップ1杯の水をぐいっと飲みほす
習慣2) 音楽とアロマの力でリラックス
習慣3) 3行日記を書く
習慣4) 「長生きストレッチ」で腸の動きを改善する
習慣5) 一汁一菜の「長生きみそ汁御膳」で自律神経を整える
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「みそ汁」を利用した健康長寿へのヒントを、たくさんもらえる本でした。ぜひ読んでみてください☆
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 小林さんの他の本、『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』、『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』、『一流の人をつくる 整える習慣』に関する記事もごらんください。
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 小林さんは、他にも『カラダが変わる! 自律神経セルフケア術 (趣味どきっ!)』などの本を出しています。
 なお社会や科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。

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