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第1部 本
(しかけ絵本&技法、ペーパークラフト)

パズル

大人に役立つ! 頭のいい小学生が解いているパズル(松永暢史、星野孝博)

『大人に役立つ! 頭のいい小学生が解いているパズル』2014/3/7
松永 暢史 (著), 星野孝博 (著)


(感想)
 中学受験対策のために頭のいい小学生が解いているようなレベルの、パズル問題集です。でも、サブタイトルにもあるように「大人の脳トレ」にも、とても役に立つと思います☆
 順位当て、数字迷路など算数系の問題を中心に、マッチ棒つなぎ、点つなぎなど多様な問題が64問。その他に、ひらめき問題もあるのです☆
 意外に役に立つのが、各問題に制限時間がつけられていること。気分転換にパズルをやりたい人にとっては、解答に要する時間の目安になるからです。どの問題も3分から、長くても20分程度で解けるものばかりなので、本当に気楽に楽しめます。もちろん解答だけでなく解説もありますので、解けなかった問題について解き方を学ぶことも出来ます。
 さらにこの本では、パズルを解くときの思考術として、「はしご型思考(知識と経験で直感的に解く)」、「ピラミッド型思考(わかったことを積み上げながら解く)」、「しらみつぶし型思考(もれなく確認しながら解く)」、「リバース型思考(答えを予測して逆算して解く)」、「単純変換型思考(わかりやすく置き換えて解く)」という5つをあげて、詳しく解説してくれます。Part1に、その思考術と、それを使った問題の解き方の解説があり、「ふーん、そんなものかな」と思いながらも、でもこんな風に分けて何の役に立つのかな?と疑問も感じてしまったのですが……、Part2で、実際に多数の問題を解いていくと、苦手なタイプの問題があることに気づき、自分の思考術にもクセがあることを知りました。各問題には、使う思考術の目安が書いてあるので、たとえばその問題が「しらみつぶし型」だとしたら、面倒くさがらずに全部のパターンを確認するようにしよう、と自分の思考術のクセを反省することが出来ます(汗)。まあ苦手といっても、間違えるほどではありませんでしたが……。
 えーと、まあ、思考術のような面倒くさいことを考えなくても(おいおい、さっきの反省は何だったんだ?)、このパズルはとても楽しめます。パターンの違う問題が、次々出て来るので飽きませんし、簡単すぎず難しすぎず適度な難易度の粒ぞろいの問題ばかりなので、ついつい、のめりこんでしまいます(汗)。でもこんな時間泥棒なら大歓迎☆ 頭のアンチエイジングになります。
 後になるほど問題の難易度があがっていき、けっこう難しいなと感じた問題でも、小学校低学年の子が20%ぐらい正解していて、おお、日本の未来は明るい☆と頼もしく思いました。
 なお、問題33の第2問のL字ブロックの向きが逆です。また、問題62の「ぷ」は「ぶ」ですので、ご注意ください。
 さて、最後に一言、言わせてください。
「はーっはっはっ! 頭のいい小学生になど、まだまだ負けんわ!(ドヤ顔)」
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 松永さんの他の本、『大人の脳を活性化! 頭のいい小学生が解いているヒラメキパズル』に関する記事もごらんください。
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 私が読んだのは単行本版でしたが、この本には同名の文庫本も出ていますので、以下の商品リンクでは文庫本も紹介しています。

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