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第1部 本

生活

マイホーム大全2017

『マイホーム大全2017 (100%ムックシリーズ)』2016/12/8


(感想)
『マイホーム大全2017』というタイトル通り、戸建て&マンションについて、その選び方から買い方まで、すべてを教えてくれるムック。内容は以下の通りです。
Part1 予算(頭金・維持費・税金)
Part2 環境選び(戸建て、マンションの環境選び)
Part3 物件選び(戸建て、マンションの物件選びのポイント)
Part4 不動産会社(不動産会社との正しい付き合い方)
Part5 住宅ローン(固定金利? 変動金利?)
Part6 入居・引き渡し(入居前の内覧会で確認すべきこと)
Part7 確定申告(購入1年目に必要な税務手続き)
特別企画1 実例サンプルでわかる物件の選び方
特別企画2 ビギナー向け住宅用語集
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 最初に「マイホーム購入術必勝ルール20」として、住宅購入の手順が、見開きページを使ってすごろく形式で表示されているので、それを見ると、資金計画から住宅選びまで、何をやるべきなのかが概観できます。これ、面白い上に、なんだかわくわくさせられました(笑)。次のページからは、各コマの内容解説を見ることも出来ます。
 また、戸建てとマンションのどちらを選ぶべきかについて、購入者に聞いた「メリット」「デメリット」の内容も、現実的に参考になるものばかりでした。セキュリティ面では、マンションの方が優れていることが多いようです。そして戸建てでも、メンテナンス代はかかるものなんですね。マンションでも戸建てでも、購入に必要な費用だけでなく、「固定資産税+修繕費」のことを考えておくべきのようです。戸建てでも、一般的には10年ごとに100~150万円の修繕費が必要だとか! そのため毎月1万円は修繕費として積み立てておくべきなのだそうです。なるほど……。
 また住宅用の土地の相場を知りたい時には、不動産仲介会社のサイト(スーモ、ホームズなど)の他、国土交通省の土地総合情報システムというサイトが役に立ち、軟弱地盤かどうかを知るためにはGEODASが使えるとか、治安を調べるためには、警視庁などの市町村別の犯罪発生件数(犯罪情報マップ)などが参考になるそうです。
 さらに中古マンションの2大サイトとして、事故物件をサーチできるサイト(大島てる)、一般人が参加できる競売物件サイト(不動産競売物件情報サイト)なども役に立ちそう。
 住宅というのはすごく高価だし、購入で失敗したくないと思いますよね。選んだ物件が本当に正しい品質をしているのか不安なときには、「ホームインスペクター(住宅診断士)」にアドバイスを頼むと良いそうです。3~10万円ぐらいで内覧会などに同行してもらえるようなので、実際に住宅を買うときには、利用してみたいと思いました。
 参考になる情報満載の、すごく充実した内容のムックでした。戸建やマンションの購入を考えている方は、ぜひ読んでみてください。お勧めです☆ なおこの本は『マイホーム大全2017』というタイトルですが、「戸建て&マンションの選び方から買い方」までの図説で、買った後のインテリアの配置などの紹介はほとんどないので、ご注意ください。また、ここで紹介しているのは2017年版ですが、今後もっと新しい版が発売されるのではないかと思いますので、購入時はそれが最新版であるかどうかを確認してください。
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『あなたのマイホーム 絶対トクする 入手ガイド2017』、『はじめてのマイホーム 建て方・買い方完全ガイド 2016-2017』、『絶対に後悔しないハウスメーカー選び』、『誰も教えてくれない! マイホーム建築の罠』、『住宅のプロが教える 失敗しない! マイホームの建て方・買い方』、『住宅選びのプロが教える 資産になる「いい家」の見つけ方・買い方』、『日本一わかりやすい一戸建ての買い方がわかる本』、『新20年たっても後悔しない一戸建ての選び方がわかる本』など、住宅の買い方や選び方を考える上で参考になる本は多数あります。
 なお社会や脳科学、IT関連の本は変化のスピードが速いので、購入する場合は、対象の本が最新版であることを確認してください。

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