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第1部 本

パズル

NEWアインシュタイン式論理脳ドリル(アインシュタイン研究会)

『NEWアインシュタイン式論理脳ドリル』2011/6/17
アインシュタイン研究会 (著)


(感想)
 楽しく頭を悩ませる(?)ことが出来る論理パズルの本です。
 パズル問題は、STAGE1から10へと段階的に難易度が上がっていくので、論理パズルを解く方法をじょじょに身につけていくことが出来ます。また、問題に入る前に、解き方についての簡単な解説もあります。
「この問題は世界の98%の人がとけないだろう」と語ったというアインシュタインが考案した問題をベースにしているそうですが……、たしかに最後のレベルになるとすごく難しい(面倒な)問題でしたが、そこまで難易度が高いようには思えませんでした(ドヤ顔)。それでもこの論理パズルを解くと、とにかく能力が鍛えられるので、頭の動きが良くなっていくような気がします☆
 おまけのミニ問題も楽しめますし、「常識とは18才までに身につけた偏見のコレクションのことだ」などのアインシュタインの名言にも含蓄があって考えさせられます。

 なお、論理パズルが苦手という方のために、私が使っている戦術を以下に紹介します。自分で攻略法を考えたい方は、以下の部分は読み飛ばしてください。
(論理パズルの解き方)
 まず大きめの紙とボールペン、鉛筆、消しゴムを準備します。紙に問題の縦横表をボールペンで書き写します。それからヒントを読んで、各項目に入る内容の候補をすべてボールペンで書き入れます(例:名前欄の各項目にA、B、C、D、Eとすべての候補を書く)。
 次にヒントをもう一度読み、そのヒントから読み取れることで、候補を絞り込みます。この絞り込みがとても大切です。ヒントに「名前はAです」と書いてあるならAに〇をつけ、残りの全部に×をすれば良いのですが、「AはBの左隣」と書いてある場合には、「Aは右端ではない。Bは左端ではない。AとBはこの順番で隣り合っている」という3つが推理できます。また「AとBは両端」と書いてある場合には、「AとBは両端で、ここ以外に入らない」だけでなく「C、D、Eは両端に入らない(両端は2個なので、AとBだけしか入れないから)」ということが推理できます。このようにして縦横表の候補に○×をつけて絞り込んでいきますが、この時、「絶対に確か」に推理できた候補の○×は、ボールペンで書き込みます。
 難易度が低いうちは、ヒントから縦横表を絞り込んでいくうちに、表のどこかに正解が1個だけ残る項目が出来るので、それを次の手掛かりに、もう一度ヒントを読み込むと、どんどん表を埋めることが出来て、正解を導き出せます。
 ところが、さらに難易度が上がると、表のどこかに正解が1個だけ残るという状態にならなくなることがあります(汗)。この場合は「残った選択肢が一番少ない項目」を探し、その中で、一番ありそうな選択肢を「仮」で選びます(鉛筆で印をつけます)。それから、この仮想選択肢に最も関連していると思われるヒントを選んで軽く検証します。それが正そうに思えたら、他のすべての項目が正しいかどうかのさらに深い検証(鉛筆で〇×つける)を続けていき、最終的に全部正しかったらそれが正解になりますし、万が一、途中でダメになった場合は、その仮想選択肢にボールペンで×をつけ、そこから派生してきた鉛筆書きの○×をすべて消してから、仮想選択肢以外のものを選んで、再度同じように検証していきます。こうして何度も検証しなおすことで、正しい選択肢を徐々に増やしていけば、最終的に正解にたどりつけます。(なお、最初に選択する仮想選択肢は、一番なさそうな選択肢を選んだ方が、より速く正解にたどり着けることもあります)
 このようにして地道に解いていくと、時間はかかりますが、ほぼ間違いなく正解までたどり着けると思いますので、凡才でも世界の「残り2%」にたどり着くのは不可能ではないと思います(汗)。
   *   *   *
 アインシュタイン研究会からは、この本の第2弾の『絶品NEWアインシュタイン式論理脳ドリル』の他、『天才に挑戦! アインシュタイン式論理脳ドリル』、『親子で没頭! アインシュタイン式子供の論理脳ドリル』、『頭キレキレになる! アインシュタイン式論理脳ドリル』、『頭が冴える!アインシュタイン式論理脳ドリル』、『わくわく子供のアインシュタイン式論理脳ドリル』など多数の本が出ています。

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