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第１部　本

文学（絵本・児童文学・小説）

絵本・児童書（日本・池田あきこ）

トリポカの謎

『トリポカの謎―ダヤンのアドベンチャー・コミック』1997/06
池田 あきこ (著)

（感想）
　火・水・石・土のトリポカを探す、ダヤンとマーシィ、月のおばさんとオットーさんの冒険の旅を描いたアドベンチャー・コミックです☆
　なんと全ページがフルカラーのコミック＆イラスト。池田さんの素敵なパステル漫画で、いろいろな表情のダヤンたちが大活躍。
　物語は、眠っているマーシィを月のおばさんが「お父さんの居所が分かった」と言って起こすところから始まります。二人が月に乗って空を飛んでいると、夜道をダヤンが歩いていて、月のおばさんの「こいつも連れていこう」の一言で、ダヤンも道連れに（笑）。
　サウスにいたというお父さんは一足違いで見つからず、どうやらお父さんは「アルトス・セテの宝の地図」を手に入れるために、「水のトリポカ」を探す旅に出てしまったようでした……。
　こうしてダヤンたち一行（パーティ）は、火・水・石・土の四つのトリポカを探す旅に出ることになります。こういうのって、「ドラゴンクエスト」と同じく、アドベンチャーのお約束ですね（笑）。もっともこのパーティには勇者はいないようですが……っていうか、よく考えたら「遊び人」が二人もいるじゃないか！　こんなダメダメ・パーティではとてもドラゴン退治はできませんが、もともとドラゴン退治の旅ではありませんでした（ホッ）。
　とはいえ、まともなのはマーシィだけのこのパーティ、波乱の旅にならないわけがありません。恐竜に食べられそうになったり、温泉から流されたり、石の迷宮で迷子になりそうになったり……はちゃめちゃな旅で、意外にも頼りになるオットーお父さん。
　ダヤンたち一行は四つのトリポカを手に入れて、無事にタシルに帰ることが出来るのでしょうか？　トリポカの謎を追って、わちふぃーるど中を旅するダヤンたち一行の、面白くて不思議な壮大なアドベンチャーをお楽しみください☆
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　池田あきこさんの他の本、『ダヤンのタロットカード』、『ダヤンから256のおめでとう』、『ポップアップ絵本 ダヤンのたんじょうび』、『ダヤンのめいろ』、『ダヤンの塗り絵』、『ダヤンの絵本づくり絵本』に関する記事もごらんください。
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　猫のダヤン・シリーズでは、付録つきの雑誌や本がたくさん出ています。ここでは、そのうち『猫のダヤン ステーショナリーセットBOOK』、『猫のダヤン 万年筆&ペンケースBOOK』、『猫のダヤンふせんBOOK ダヤンのたんじょうび』、『猫のダヤンふせんBOOK わちふぃーるどの仲間たち』、『猫のダヤン ノートセットBOOK』など、文房具の付録がついたものを紹介します。

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