ちょき☆ぱたん　お気に入り紹介　(chokipatan.com)

第１部　本

しかけ絵本（日本の作家）

たまひよ　すてきなピアノえほん

『たまひよ　すてきなピアノえほん』2011/11

（感想）
　ベネッセコーポレーションの「たまひよ」シリーズの楽器絵本です。しかけ絵本というよりは、おもちゃ（電子ピアノ）付き絵本ですが、幼児向け絵本として使うだけではもったいないほど素晴らしい絵本なので、ここで紹介させていただきます。
　絵本を上下に開くと、下のページにおもちゃの電子ピアノ（電池式）がついています。上のページには楽譜の本がついていて、横に開くことができます。
　このおもちゃのピアノがすごい☆　ちゃんとピアノの音がして、和音も奏でることができ、その上、鍵盤を押すとライトがキラキラ光ります。電子ピアノらしく音を変えることも出来て、鍵盤の音は、「ピアノ」「オーボエ」「鉄筋」「ドレミ（音声）」を選べます。このうちの「ドレミ」を選ぶと、音階読み上げ機能として使えるので、自分が鍵盤を押して鳴らしている音と、楽譜とを見比べながらピアノを練習することが出来ます。
　付属の楽譜には、鍵盤と対応した音階マークがついているので、楽譜が苦手な人でも割と簡単に弾くことが出来るようになると思います。定番の童謡から人気のクラシックまで２０曲も収録されていて、これらの曲には、あまり新しい曲が含まれていないので、お子さんのピアノ遊びにはもちろんのこと、お年寄りの楽しい脳トレにも使えると思います☆　収録曲は次の通りです。
　●定番の童謡
　チューリップ／メリーさんのひつじ／むすんでひらいて／ぶん ぶん ぶん／ロンドンばし／きらきらぼし／おおきなくりのきのしたで／もりのくまさん
　●季節・イベントの歌
　はるがきた／うみ／どんぐりころころ／ジングルベル／ハッピー・バースデイ
　●人気の歌
　となりのトトロ／ねこふんじゃった／ドレミのうた／ほしにねがいを
　●やさしいクラシック
　シューベルトのこもりうた／エリーゼのために／ジュピター（もくせい）

　付属のピアノは、かなりちゃんとした楽器おもちゃなので、これらの曲だけでなく、自分の好きな曲を弾くのにも使えます。これがすごく楽しいです☆
　ただ、お年寄りの脳トレに使うにしては、絵本の見た目が子ども向けすぎるので、できれば大人（お年寄り）向けの本も出して欲しいと思います。表紙をもっと大人っぽい感じにして、楽譜の文字を見やすく（大きく）したら、お年寄りにも喜ばれるのではないでしょうか。また、鍵盤のサイズも大人の指にあわせて大きくするとともに、表紙を工夫して、楽譜を立てられるようにすると、より使いやすいと思います。もちろん、今のままでも十分楽しく使えるとは思いますが……。
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　たまひよの絵本には、他にも楽しく学べる本がいっぱいあります。『0・1・2才 おててでたんたんたいこあそび』は、おもちゃの太鼓が付いた本、『たのしいにこにこおうたえほん―0・1・2才 (たまひよおうた絵本)』、『はじめてのえいごのおうたえほん (たまひよおうた絵本)』は、歌の絵本、『まいにちのおしゃべりことばずかん―朝おきてから、夜ねるまでのことばがいっぱい 日本語と英語』、『たまひよおしゃべりカードえほん』、『あそんでおぼえるよくばりあいうえおえほん―ひらがな・カタカナ』、『だいすきのりものずかん―音と写真であそんでおぼえる!』は、音で学べる絵本です。また、『ぴかぴか光る!はじめてのスマホ―おしゃべりメロディ音いっぱい!』は、スマホのおもちゃ付で、ごっこ遊びが楽しめる絵本です。

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