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第1部 本

ビジネス・仕事力向上

レバレッジ時間術

『レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書)』2007/05
本田 直之 (著)


(感想)
 上手な時間の使い方が出来るようになる方法を教えてくれる本です。
 株式投資でよく使われる「レバレッジ」は、本来は「てこの原理」を意味する言葉で、『レバレッジ時間術』は、少ない時間で大きな効果をあげることを意味しているそうです。
 この本の作者の本田直之さんは、株式投資と同じような考え方で、最小の努力で最大の成果を上げる「時間投資」をする方法を教えてくれます。具体的にいうと、株式投資では「リサーチ→スクリーニング→利益確定」を行いますが、時間投資でも同じように「リサーチ(自分の時間の使い方を調査)→スクリーニング(無駄な時間がないか・仕事の優先順位づけ・効率化の仕組みづくり)→利益確定(時間資産がストックされていく)」を行っていけばいい、ということです。
 そのためには、レバレッジ・スケジューリングの三本柱(「俯瞰逆算スケジューリング」「時間割」「タスクリスト」)を役立てていけばいい……そして、その方法について、経験に基づいたさまざまな具体例をあげて分かりやすく教えてくれます。
 例えば「時間割」について言えば、時間割を作って作業をパターン化すると作業を効率化できて楽になる、面倒なこと・苦手なことこそパターン化すると良いと言って、「机の上は毎週金曜日に片付ける」というような作業を強制的にスケジュールに組み込む、などの具体的方法を教えてくれるのですが、これは本当に実感として効果があります。良い習慣として身につけたいこと(毎日のエクササイズなど)は、暇な時ができたらやろうと思っているうちは習慣化できません(汗)。習慣化できるようになったのは、そのための曜日と時間をきちんと決めてからでした。
 このように、この本が教えてくれる時間の使い方の効率化の方法は、特に目新しいことではなく、誰でもちょっとした心がけで出来そうなことが多いのですが、とても分かりやすく網羅的に示してくれているので、「忙しくて、今の時間をもっと有効活用したい!」と思っている方には、とても参考になると思います☆
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 本田直之さんの他の本『レバレッジ・リーディング』、『何を捨て何を残すかで人生は決まる』に関する記事もごらんください。
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 他の作者の本ですが、仕事力の向上に役に立つ本には他にも、『世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?』、『図解 ミスが少ない人は必ずやっている「書類・手帳・ノート」の整理術』などがあり、脳力を鍛えて時間をうまく使う習慣を身につける本としては、『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』、『30日で人生を変える 「続ける」習慣』、『脳神経外科医が教える 「続ける・やめる」は脳でコントロールできる!』など多数あります。
 また、努力を続ける力をつけるための本には、『非学歴エリート』、『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある』などもあります。

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