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第1部 本

動く&錯視錯覚の本

錯視錯覚技法

図説アイ・トリック

『図説 アイ・トリック―遊びの百科全書 (ふくろうの本)』2001/10
種村 季弘 (著), 高柳 篤 (著), 赤瀬川 原平 (著)


(感想)
 錯視図形や多義図形など、さまざまな、だまし絵を写真やイラストで紹介するとともに、その原理の説明、描き方手法まで教えてくれる、だまし絵の百科全書です。だまし絵や錯覚図形というと、大きさや長さが違って見える錯視図形などを思い浮かべることが多いかと思いますが、この本は、それだけでなく15~17世紀ごろの絵画や建築で利用された、だまし絵やアナモルフォーズ(ある条件で見ると絵が現れてくるもの)など、古今東西のアイ・トリックについて多岐に渡って紹介してくれています。
 その他にも、一つの絵が二つに見える多義図形(視点があっちこっち行って目がくらくらします)や、果物などの物を集めて人の顔を描いた画家アルチンボルドの世界(ちょっと気味悪いです)などについても、多くの写真や図版とともに詳しい解説があります。
 暇な時にちょっとパラパラめくるだけで、気分転換になりそうな、妙~な絵が満載です☆
   *   *   *
 別の作家の本ですが、芸術的な錯視図の本には、『錯視芸術(アルケミスト双書)』、『錯視芸術の巨匠たち』、『空想の建築』などもあります。
 また、ちょっと遊びの要素が入った『だまし絵の不思議な心理実験室』、『脳がイキイキする楽しいトリックアート300連発』、『脳がひらめく!! トリックアート ~ザ・ベスト・コレクション』、『だまし絵100』などもあります。
 さらに、『もっと知りたい歌川国芳―生涯と作品』は、だまし絵的要素のある画風を得意とする浮世絵師、歌川国芳に関する本です。

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